貴方と星を眺めて《ワンピース》３ (ページ19)

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星を眺めて…100 ページ19

エー「みんな…悪りぃ、オレがちゃんと見てりゃあ、こんな事にはならなかった、隊長であるオレの責任だ…オレがアイツを捕まえて来るだから…すまなかった」

！？

『ちょっと！エースは何も！』

エー「A！！サッチ！…本当にすまなかった」

私達の方へ頭を下げる

サッチ「おいおい…エース，悪りぃのはアイツだ…お前にはなんの責任も」

エー「いや！オレは家族を裏切ったアイツを許せねぇ…俺の為でもあるんだ」

嗚呼…また胸騒ぎが

白「…エース…行くな」

エー「！？はっ？何でだよ！オヤジ！」

どうしよう

白「今回ばかりは嫌な予感がする」

どうしよう

エース「ッ！俺は行く」

『ハァッハァッ…』

ヴィ「！主様？」

また思い出せない！

息が荒くなる、エースを止めるみんなの声が遠くで聞こえる

エース「…俺はアイツを捕まえる」

エースは1人用の船ストライカーの元へ歩く

駄目…ダメ…だめ！！！

【ダッ】
自分の足が動く

エース「…！」

私はエースの前に立つ

エース「A…そこ退けろ」

いつもより低い声

エースは本気だ

『…行かないで』

絞り出した言葉がこれだけ

『お願い』

言いたい事があるはずなのに

エース「ッ！…悪りぃ」

私の声からはこれしか出ない

エースは私の横を通る

【ガッ】

私はエースの胸ぐらを掴む

エース「！？」

『ッ行かないで！！！』

私の声が響く

みんな驚いたように私を見る

『嫌な予感がするの…本当にお願い…お願いしますから…』

エース「ッA何度も言わせんな…心配してくれて嬉しいけどよ、今回は俺の責任でもあるんだ！！だから…離せ！！！」

エースも声を荒げる

マル「おい！お前らその辺に」
マルコが止めに入ろうとする

【パァァン！！】

乾いた音がなる

エース「ッ！！？」

皆「「「！？」」」

気付けば私はエースの頬を手の甲で力強く叩いていた

『！あっ…』

自分でも馬鹿なことをしたと思った

叩かれた反動でエースは後ろに一二歩ほどよろける

エース「ってぇな…！」
エースは赤くなった頬を抑え私を睨む

【ガッ】

マル「ッオイ！エース落ち着け！」

ヴィ「！？主様！」

頭に血が上ったんだろう
私もエースに胸ぐらを掴まれる

『ッ！』

あぁ…殴られるかな

そんなことを考えてながら私は目を瞑る

「はいは～い！そこまでね！」

！？

聞き慣れた声が横から聞こえた

，

『！？お前！』