【妖怪ウォッチ4++】妖怪探偵団と輪廻の物語〜進展〜【転生】【天野ナツメ】

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輪廻「エン・・・」

するとエンマは、一瞬でイツキを八つ裂きにした。

エンマ「さて・・・帰るか、輪廻」

返り血を浴びた状態で、エンマはそう話しかけてくる。

輪廻「・・・」

違う。

こいつは私の知ってるエンマじゃない。

私の知ってるエンマは、人間を殺したりしません。

輪廻「貴方はエンマではありません！何者ですか！」

エンマ？「おいおい、そんな事言うなよ。俺はエンマだぜ？」

輪廻「違います！私の知ってるエンマは人間を殺しません！」

エンマ？「お前・・・疲れてるんだよ。変な夢見るくらいだからな。速く帰って寝た方が良い」

輪廻「違う、私は疲れていません・・・」

エンマ？「ほら、早く戻るぞ」

そう言いながらエンマの偽物は私に近づいてくる。

輪廻「近づいて来ないでください！偽物のエンマが！」

そして私は飛び始めた。

エンマ？「おいおい、輪廻・・・なんで逃げるんだよ」

エンマも私の後を追って飛んでくる。

逃げなければ。

そう思った。

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