･ ページ14
Aside
《女性はいつだって、綺麗な女になりたがる》
『お、お、お待たせしました！！！！』
「…」
「カットカット！どうしたのAちゃん！噛みすぎだし敬語だし！！」
『す、すみません！！』
・
《いつだって余裕のある女性になりたがる》
『ねぇ、貴方はどんな私が好き？』
「……………………」
「カット！！ダイナマイトさん？！セリフは？！」
「うるせぇ！分かってんだよ！！」
・
《これさえあれば貴方も大人の女性になれる。
綺麗になりたい全ての女性へ〜Luma〜》
リハーサルは大失敗。セリフは全部頭に叩き込んで入っているはずなのに、ダイナマイトを前にするとどうしても思考が止まってしまう。そもそもいつもとは違う髪型でカキアゲしているダイナマイトが悪いと思う。しかし、それは単なる言い訳に過ぎない。今日、この日のために集まったスタッフさんたちの期待を裏切る訳にはいかないし、何より爆豪さんに迷惑をかけたくない。
私は監督さんの元まで向かい、頭を下げた。
『監督さんすみません！！次の本番では必ず一発で成功させます！』
「大丈夫大丈夫。休憩後もよろしくね」
「期待しているよ」と言って笑いかけてくれた監督さんに、「期待に応えられるように頑張ります！」と全力の笑顔で送り返した。その場から離れると、メイク直し等の関係ですぐそこに設置されているドレッサーに座った。全ての準備が整いお水を飲んでいると、「おい」と後ろからダイナマイトに声を掛けられた。私は平常心を保ちながら「どうかしましたか？」と聞くと、少しそっぽを向いたような感じで「足、引っ張って悪かった」と私に謝ってきた。
そこで私はやっと目を覚ます。私のせいで、彼が頭を下げてしまっている。ダイナマイトもヒーロー活動で忙しいのに、その中でこの時間を使って撮影しに来ている。しっかりしろ、星空A。
私は謝るダイナマイトを前に、自身の両頬をペチンと叩いた。
『ダイナマイト！本番は絶対一発でOK貰いましょう！』
「…じゃ、本番は任せたぜ？トップモデルのAチャン」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 359人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひめ☆そら(プロフ) - 環希さん» コメントありがとうございます！！大変失礼致しました！！お恥ずかしいです...。今すぐ直してきます！！ご指摘ありがとうございました！ (2021年1月17日 2時) (
レス) id: f06e616829 (このIDを非表示/違反報告)
環希(プロフ) - いつも更新楽しみにしております！！！標識ではなく、表札じゃないでしょうか？？ (2021年1月17日 1時) (レス) id: 33d5659616 (このIDを非表示/違反報告)
ひめ☆そら(プロフ) - 雛瀬 紗良．さん» ありがとうございます！！！これからもピュアピュアな彼女たちをよろしくお願いします！！！ (2021年1月9日 23時) (レス) id: f06e616829 (このIDを非表示/違反報告)
雛瀬 紗良．(プロフ) - あぁぁぁ！！ピュアッピュアですね二人とも！！可愛いぃ！更新楽しみにしてます！ (2021年1月9日 20時) (レス) id: 6c8464958e (このIDを非表示/違反報告)
ひめ☆そら(プロフ) - 沖亜さん» コメントありがとうございます！！マイペース更新ですがこれからもよろしくお願いします！！ (2021年1月9日 1時) (レス) id: f06e616829 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
