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爆豪side
【トップモデル二人、帰国！】というニュースを見ながら、俺は朝食で作った目玉焼きとコーヒーを飲む。アイツが日本を出て、もう一年が経った。今朝連絡を確認すると、どうやら正午過ぎにこちらに到着するとの事だ。しかし、生憎俺は仕事のせいで迎えには行けなかった。それを伝えると、“OK”と書かれたスタンプと“頑張ってね”と返事が返ってくる。
今日は俺の握手会だった。そもそもヒーローに握手会なんて必要ねぇ。いつもやる理由を考えながらファンと触れ合ってきた。俺は今日も、その答えを探しながら触れ合うのだろう。まぁ、感謝はしているが。
アイツが日本を出てからまず感じたのが、二人で寝るために買ったキングサイズのベッドが俺一人だととても広く感じるということだった。最近やっと慣れてきたというのに、今日からまた狭いベッドに逆戻りだ。でも俺は、そのベッドを狭く感じることに何故だか幸福感を抱いていた。
「早く、会いてぇな」
誰もいない部屋にポツリと呟いた後、俺は会場へと向かった。
・
俺が会場に到着した後、握手会が始まった。あ、コイツこの前も来てたな。まぁよく飽きもせず来てくれるよなァ。ま、アイツもずっとそうだったけど。握手会が中盤になっていくと、見覚えのある赤白ハーフ野郎が俺の前に現れた。轟はアイツが居なくても構わず俺の握手会に足を運んでいたのだ。
「テメェ、何で来んだよ」
「Aに頼まれてるからな。“私の代わりに”って」
「余計なことしてんじゃねぇぞ」
「いつもちゃんと感想も送ってんだ」と自慢げに言う轟に、「余計なことすんなって言ったばっかだろうが！！」と爆破する。頭をアフロにした轟は、「また来る」と言い残して出口へと歩いて行った。あの野郎本当にしつけぇな。地味に爆破されんの期待しながら来てるだろ絶対。
そして握手会もいよいよ終盤になり、次がいよいよ最後の奴だった。チケットの紙を受け取り、相手の顔を初めて見た時、その女はサングラスを掛けていて、そしていつもより少し高めの声で話し始めたソイツは、「だーれだ！」と、とても楽しそうにそう言ったのだ。
俺は「もう何回も来てくれない奴の事なんざ忘れたなァ？」と嫌味っぽく言ってやると、「いつも行ってたでしょ！
「…おけーり」
『ダイナマイトファン代表！ただいま帰還しました！』
以前よりも綺麗になったソイツは、あの頃と変わらぬ笑みをこちらに向けて笑ってた。
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まなみ(プロフ) - こちらを読ませていただいている間、とても楽しかったです！！爆豪くんは勿論素敵過ぎて"尊死"という夢主ちゃんとリンクした気分でした。笑 読みやすい文章でお話や気持ちの進行が丁寧に描かれているように感じて、とても心地よかったです！有難う御座いました(^^) (2023年3月17日 12時) (
レス) @page29 id: 33510eeae8 (このIDを非表示/違反報告)
ひめ☆そら(プロフ) - 咲ちゃんありがとう！！！これからもよろしくお願いしますっ！！！ (2021年10月5日 21時) (レス) @page27 id: f06e616829 (このIDを非表示/違反報告)
胡桃咲ふわり(プロフ) - ひめちゃん完結おめでとう〜！♡最初っから最後までずっときゅんきゅんしてた、、、！長期休みに1からの読み直し決定！何回読んでも感動するよ絶対、！！他作品の更新も応援してます！♥♥ (2021年10月5日 20時) (レス) @page27 id: 00e13ca19d (このIDを非表示/違反報告)
ひめ☆そら(プロフ) - ぴむさん» こちらこそこの作品を見つけて下さり本当にありがとうございます！！これからも宜しくお願い致します！ (2021年9月25日 10時) (レス) @page11 id: f06e616829 (このIDを非表示/違反報告)
ぴむ(プロフ) - もう、、、きゅんきゅんしすぎて心臓何個あっても足りないくらいです！笑すばらしい作品をありがとうございます！！これからも応援してます❤︎ (2021年9月25日 1時) (レス) @page11 id: c10be29a8d (このIDを非表示/違反報告)
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