ペットショップにて ページ6
Aside
「＿＿＿さん、＿＿＿＿Aさん！」
『え？』
「あ、やっと戻ってきた」
ここは私の家の近くにあるとあるペットショップ。ここは昔から繋がりのある千冬くんと一虎が経営しているペットショップで、私の可愛いペットのミーちゃんと出会った場所でもある。休日である今日、どうしてここに来ているかと言うと、ミーちゃんの健康診断のためだった。
しかし、私は先日何十年ぶりかに再会した元恋人の事ばかり考えており、仕事中も今も、こうしてボーッとしてる事が多くなっていた。今だって、彼がどこにいて何をしているのか気がかりで仕方ない。
「A、また目の下の隈酷くなってる。裏で寝とく？」
『いや、大丈夫。帰ったら寝るから』
「社畜って大変だね」
「あんまり無理しないでくださいね。皆Aさんのこと“心配”してるので」
『あはは、ありがとう』
千冬くんの言う“心配”というのは、佐野と別れてからの私の精神状況も含まれているだろう。佐野と別れたあの日から、私は自分でも分かるくらいに人が変わったと思う。何かが足りなくて、空っぽで。正直、私は今すぐにでもこの世とおさらば出来るだろう。でも、それでも頑張って“今”を頑張って生きている。
「はい、コーンスープ」
『一虎…アンタも人を思いやれるようになったのね』
「ねぇねぇコイツ殴ってもいい？」
「何馬鹿な事言ってるんですか一虎くん」
「じゃあ俺はミーちゃんの診察してくるので」と、千冬くんは売り場を離れて裏の診察室へと向かった。ちなみに、どうしてペットショップなのに健康診断をしてくれるのか気になった方は少なくないだろう。これはあれだ、私の特権って奴だ。千冬くんも一応資格は持っているとの事で、私もどうせなら信頼している人に任せた方が良いだろうって事で承認してくれた。いやぁ、正直とても有難い。
すると、一虎は流れてきたとあるテレビニュースを見て口を開く。
「お前さ、××高架下の事件って知ってる？」
『え？ごめん、もうテレビ見る暇もなくて』
「それ本格的に会社休めよ」と、一虎に頭を軽くチョップされるが苦笑いで何とか誤魔化す。しかし、高架下と言えば、先日佐野と再会したあの場所を思い出す。まさか、なんて嫌な予感がするが私は引き続き一虎の話を聞く。
『それで、その事件がどうしたの？』
「小さな暴力団の頭が、四肢切断、更に指も切断されてて、結構変異的な死体だったらしい」
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エリザベス女王 - う､､､目から滝が､､､！武道のタイムリープで幸せになってるといいですねぇ､､､✨三途君の恋が､､､あの裏には恋心があったなんて､､､⁈伏線回収上手すぎです‼︎素敵な小説ありがとうございました！ (2022年7月29日 19時) (
レス) @page47 id: c75fcc9307 (このIDを非表示/違反報告)
ひめ☆そら(プロフ) - ち ゆ。さん» ちゆたん…！！こちらこそ読んでくれてありがとう( ᵒ̴̶̷̥́ ⌑ ᵒ̴̶̷̣̥̀ ) (2021年10月30日 16時) (レス) id: f06e616829 (このIDを非表示/違反報告)
ち ゆ。(プロフ) - 最初から最後まで感情が揺さぶられて毎度ページを開く度にドキドキしまくった…(><)ラストの方ほんとにしんどくて心臓きゅってなった(；；)辛いけど綺麗な終わり方しててとても感動しました！素敵な作品をありがとう！ (2021年10月30日 12時) (レス) id: 7bb8e59749 (このIDを非表示/違反報告)
ひめ☆そら(プロフ) - ゴリラの末裔さん» お返事遅くなってしまい申し訳ございませんっ！勿体ないお言葉…！！ありがとうございます！！！ (2021年10月13日 23時) (レス) id: f06e616829 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラの末裔 - 神はここにいた、、、、、 (2021年10月10日 23時) (レス) @page47 id: 566df7a38f (このIDを非表示/違反報告)
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