スマートフォン ページ40
Aside
『ヒナタ、結婚おめでとう』
「ありがとう、Aちゃん」
今日は、ヒナタの結婚祝いを一足早くするためにとあるカフェに来ていた。ちなみに結婚式は三日後だ。古くからの友人であるヒナタとは結婚式とは別でお祝いしたいと思ってたため、日にちが合った今日を使ってお祝いすることにした。
『ヒナタのウェディングドレス絶対綺麗だろうなぁ。本当に武道でいいの？勿体ないことするよねヒナタも』
「ううん。私には武道くんしかいないよ」
そう言うヒナタは本当に幸せそうで、こっちまで幸せになってしまう。凄いな、武道は。ヒナタのために何度も何度も過去を変えて、今を手に入れたんだから。
『武道なら絶対ヒナタを幸せにしてくれる』
「…うん、ありがとう」
すると、店員さんがお祝い用のケーキを持ってきてくれた。ヒナタは凄く驚いた顔をして私とケーキを交互に見る。サプライズで用意したケーキ、喜んでくれてなによりだった。
それからは他愛のない話をたくさんして、いつの間にか日は沈んでいた。夜は武道の家に行くとの話だったので、今日はもうここでお開きになった。
『じゃあ、また三日後』
「うん！今日は本当にありがとう！」
そしてヒナタは武道の家に向かって歩き始める。私も自宅へと帰るために歩き始めた。そういえばキャットフードを切らしていた気がする。店に寄ってから帰ろう。そして私は閉店間近の店に立ち寄った。
『やっほー千冬くん、いつもの買ってくね』
「はい、ちょっと待ってくださいね」
『ところで一虎は？』
「裏で在庫確認してます。……あ、いつものも裏にありますね。取ってきてもらえませんか？」
キャットフードが並べてある棚を見ながら千冬くんは困ったようにそう言った。私は千冬くんに言われた通り、一虎のいる在庫室へと向かった。在庫室へ入ると、一虎はスマートフォンを見て固まっていた。
『アンタまた仕事サボってるの？』
「A？お前何でここに…」
『そんなことより何見てるの？』
私は一虎の元まで近づきスマートフォンの画面を確認するが、異様にそのスマートフォンを見せようとしない。まさかえっちな動画でも見てるんじゃないかと思い勢いよくスマートフォンを奪い取る。その時、丁度千冬くんも部屋に入ってきた。しかし、そんなことは正直どうでも良い。私の視線はスマートフォンに集中していた。
一虎が見ていたのはとあるインターネット上のライブ配信で、そこにはどこか廃墟の屋上に立っている佐野の姿があった。
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エリザベス女王 - う､､､目から滝が､､､！武道のタイムリープで幸せになってるといいですねぇ､､､✨三途君の恋が､､､あの裏には恋心があったなんて､､､⁈伏線回収上手すぎです‼︎素敵な小説ありがとうございました！ (2022年7月29日 19時) (
レス) @page47 id: c75fcc9307 (このIDを非表示/違反報告)
ひめ☆そら(プロフ) - ち ゆ。さん» ちゆたん…！！こちらこそ読んでくれてありがとう( ᵒ̴̶̷̥́ ⌑ ᵒ̴̶̷̣̥̀ ) (2021年10月30日 16時) (レス) id: f06e616829 (このIDを非表示/違反報告)
ち ゆ。(プロフ) - 最初から最後まで感情が揺さぶられて毎度ページを開く度にドキドキしまくった…(><)ラストの方ほんとにしんどくて心臓きゅってなった(；；)辛いけど綺麗な終わり方しててとても感動しました！素敵な作品をありがとう！ (2021年10月30日 12時) (レス) id: 7bb8e59749 (このIDを非表示/違反報告)
ひめ☆そら(プロフ) - ゴリラの末裔さん» お返事遅くなってしまい申し訳ございませんっ！勿体ないお言葉…！！ありがとうございます！！！ (2021年10月13日 23時) (レス) id: f06e616829 (このIDを非表示/違反報告)
ゴリラの末裔 - 神はここにいた、、、、、 (2021年10月10日 23時) (レス) @page47 id: 566df7a38f (このIDを非表示/違反報告)
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