22話 ページ23
貴方side
志麻さん、センラさんは酔い潰れて寝てしまい、天月さんとそらるさんは酔っ払ってからのテンションになってしまっている。
まふまふさんは気持ち悪い、気持ち悪いと繰り返し、ソファに横になっていた。
｢レイちゃん、コイツらどうしよっか｣
｢あ、えと…寝ている方はこのままで…まふまふさんは介抱しますかね…？｣
｢そらるさんと天月くんは触れないスタイルなんやね〜！まぁ、無理やわな〜！｣
｢でもさ、このまま寝てたらレイちゃん一人で帰ることになるんだよ？それでもいいの？｣
｢はい。私は大丈夫ですので｣
｢それはアカンで！もう2時やん！それやのに女の子一人で帰ったらアカン！………今の俺、めっちゃイケメンやなかった？｣
｢はい崩れたーはいイケメン崩れたー｣
うらたさんと坂田さんを両サイドに囲まれてのお話は見が窄まる。
坂田さんの声を聞いてからか、そらるさんと天月さんが寄って来る。
｢それはあかんで！女の子一人で帰ったらあかん！このそらるさんが送ったるわ！｣
｢そ、そらるさん…｣
｢レイちゃーん、優しいそらるさんが送ってあげるよー｣
ふにゃりと顔を崩して笑うその顔は誰が見てもイケメンだと思うし、ときめくと思う。
つまり私は死んだという事だ。
｢送って下さらなくて大丈夫ですよ。一人で帰れますんで｣
｢いやいや、ホンマにアカンって。ラマンとまぁしぃ起こしても…多分使い物にならんやろうから俺らで送って行こうか。な、うらさん｣
｢OK。んじゃ、ラマンとまぁしぃは後で起こすか｣
もう少しここに居たいと言う気持ちもあったがこのまま居てしまっても迷惑だし、何より時間が時間だ。
私は惜しみながらも帰る準備を進める。
｢あの、まふまふさん。私、飲み物持ってきたんですけど飲んでなくて…気持ち悪いのなら、どうぞ、これ。飲んで下さい。｣
｢んぇ…？あぁ…ありがとう…気を付けて帰ってね。あ、LINE…LINE交換しなきゃ…｣
｢俺が交換してまーふぃーに送っとくから寝とけ｣
｢ありがとうございます。それじゃあねレイさん。また来てね〜…｣
｢はい。有難うございました。それでは、また｣
ぐったりとしているまふまふさんには申し訳ないが可愛いと言う気持ちがある。
私は軽く手を振り玄関へと向かった。
靴を履いていると天月さんとそらるさんが走って来た。
｢レイちゃん帰んの〜？そらるさんが送るのにな〜｣
｢レイちゃん今度歌おうね〜！俺いつでも待ってるからぁ〜｣
へにゃりと笑う2人は天使かと錯覚する程に天使であった。
(錯覚じゃねぇ。天使だわ)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1744人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
SPica(プロフ) - クソ細かいんですがDAYBREAK FRONTLINEでデイとブレイクの間、フロントとラインの間にスペースはないですよ……(ﾎﾞｿｯ)すごくこの作品が好きで時々見に返ってきます (2022年11月29日 9時) (
レス) @page1 id: de6f1cf850 (このIDを非表示/違反報告)
ふらわぁ(プロフ) - ベットで悶えてるレイちゃん･･･、あれLIVEの余韻ひたひたの時の私です(((( (2019年7月24日 12時) (レス) id: c190ba3ed4 (このIDを非表示/違反報告)
Lemon(プロフ) - 初コメ失礼します！夢主ちちゃんより１つ歳上なんですが、こういうことあったらいいなと思いました。 (2019年4月8日 22時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
愛香(プロフ) - めちゃくちゃ面白くて、すごい笑いましたw夢主ちゃんの性格好こです笑笑！更新頑張って下さい！ (2019年4月3日 17時) (レス) id: 02509c761b (このIDを非表示/違反報告)
推し - 笑ったりにやにやしたり(それも笑いだけど)めっちゃ楽しませてもらいました！高評価の仕方がわからなかったのでコメントしておきます！ (2019年3月1日 22時) (レス) id: 0ae925b25f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
