お調子者２号【宮地清志】

( 12 )アメリカ風挨拶。 ページ13

あれから何日か経ち、IHの予選がやってきた。

今日は錦佳高校との対戦。

その前は明常高校と誠凛高校が対戦していたようだった。
誠凛高校は昨年出来たばかりの高校らしいが、1年だけで決勝まで上り詰めたという…
予選決勝で当たる可能性があるだろう。



A「えっと、タオルはこっちで…」



用意をしていると少し懐かしい声が聞こえた。
声が聞こえる方へ目を向けると、真ちゃんと赤髪の高身長。

あれは…



A「大我〜っ！！」

火神「っ！？…Aか！？」



火神大我が居た。

「long time no see.(久しぶり)」と言うと「1 year, 2 years?(1年、いや、2年振りか？)」と話をしながら頬にキスをし、挨拶をする。



「「！？」」



周りが驚愕していると大我も気付いたのか、



火神「……！！
fool! This is Japan!!
I forgot because it was too normal.
(馬鹿！ここは日本だぞ！！
あまりにも普通だから忘れてたわ)」



と言う。
日本でもアメリカでも今までそうだったんだから別に、



A「It doesn't change anywhere.
(どこでも変わらないよ)」



なんて言ってると和成から「アメリカから戻ってこーい」とペシッと叩かれる。
酷いなぁ、なんて思いながら戻ると宮地さんに「知り合いか？」と聞かれる。



A「まぁ、アメリカでの友人ですね。
ったく、皆照れ屋さんだなぁ」

宮地「お前いつもあんなんなのか？」

A「挨拶ですか？
あっちの知り合いだとそうですね〜。
ホームステイ先の家族さんがそんな感じだったので」

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