9. ページ9
話を聞くところによると、つまりこういうことだ。
少し前にこんな話をしていたそうだ。
「なんか最近さ、やる気出ないんだよなー。」
「あー、なんかわかるわ」
「なんて言うんだろ?癒し?が足りん。」
「あーな。それだわ。」
「なんて話してんのよ、あんたら。ここには私たちのような可愛い女子がいるじゃない。」
「あ、多分それ、俺らには見えないんすよ。ほら、俺ら悪い子だから。」
「そうそう、良い子にしか見えない的な?」
「ちょっと、苦し紛れの言い訳しないでくれる?」
「まあまあ…。でも、確かにそうだよねー。こう守ってあげなくちゃっていう存在がいるとやる気出るよね。」
それが可愛い子ならなおさら。
それを聞いていたエゼルが
「んじゃ、その内 可愛い子連れてくるわ!」
と言っていた…そうだ。
そして今に至る、と。
「ねー。まさか、本当に連れてくるとは思ってなかったけど…」
「いやでも、本当に可愛い子だし。これはやる気出るわ。」
「だろ?」
いや、だろ?じゃないんですけどね…
まあ、一応自覚はしている。
私の両親は俗に言う美男美女で、その子供である私もそれなりの顔をしているのはわかっている。
だからといって、姫っていうのはあまり言われたことなかったから…。
まあ、結論から言うと、照れる。
「それに、外国の子っていうのもなんか良いよね。」
「あー、わかるわ。えっと、Aってどこの国の子?」
『あ、えっと。日本です。』
「日本かー。
…ごめん、どこそれ?」
うん、そんな気はしてた。
10人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「愛され」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
水愛(プロフ) - 白の悪魔さん» ありがとうございます!もうすごく嬉しいです!これからまた頑張っていくので、よろしくお願いします! (2018年4月2日 17時) (レス) id: b9ec477e49 (このIDを非表示/違反報告)
白の悪魔(プロフ) - とてもステキな作品だと思い、評価を満点にさせてもらいました。お気に入り作者に登録させて頂きます。これからも頑張って下さい。 (2018年3月20日 0時) (レス) id: 468f3e0f33 (このIDを非表示/違反報告)
水愛(プロフ) - ようね。さん» そう言ってもらえると嬉しいです、ありがとうございます!これからもよろしくお願いします! (2018年1月12日 15時) (レス) id: b9ec477e49 (このIDを非表示/違反報告)
ようね。(プロフ) - これからも応援してます! (2018年1月11日 23時) (レス) id: 6cd0983997 (このIDを非表示/違反報告)
ようね。(プロフ) - とても面白かったです!好みドンピシャでした! (2018年1月11日 23時) (レス) id: 6cd0983997 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:水愛 | 作成日時:2017年12月31日 19時