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流石は我らが『黒猫』メンバー。
1回聞いただけで理解してくれた。
その証拠にそれぞれの表情に動揺の色がある。
「ふーん、それで？どうするの？」
ハイムが核心を突いた。
みんなの顔が強張った。
私は息を吐いた。
『そう、本題はここから。
＿＿＿＿みんなは、どうしたい？』
誰も、何も言わなかった。言えなかった。
ここでの生活は苦しかった。辛かった。
戦場は激しくて1日でも共に生き残れれば、その人たちの間には見えなくても、確かな絆があって。
みんなで『キョウダイ』と呼び合い、失うのを恐れ。
裏には次は自分かもしれないという恐怖がこびりついていて。
隠して。隠しきれなくて。隠そうとして。隠せなくて。隠したくて。隠したくなくて。
みんな、わかっている。
それでも、楽しかった。
優しさをもらえた。愛をもらえた。守ってもらえた。理解してもらえた。考えてくれた。教えてくれた。
友愛。家族愛。
これらも全部、ここであったことなんだ。
沈黙の中、私はゆっくりと口を開いた。
『…国連軍に保護された後は、しばらくは国連軍内部での生活。
まあ、保護したものが落ち着いてきたら本部があるウィンフランシスクに移動する。
その後、それぞれに合った国の施設へと預けられる。
だいたいは元の国に戻されるんだけど、そのままウィンフランシスクにいたり、別の国に移されたりもするらしい。
施設へ行くまでの目安は、その紛争の事後処理が済んで、ある程度その国の復興に目処が立ったくらいかな。
どうだろ、今の時代だと割と早いと思うな。』
今日はもう寝よっか。みんなゆっくり考えて。
明日の朝、もう1回会議しよう。
そう言って、解散させる。
『…あ、今日の見張りはなしね。国連軍がいるなら大丈夫。』
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水愛(プロフ) - 白の悪魔さん» ありがとうございます！もうすごく嬉しいです！これからまた頑張っていくので、よろしくお願いします！ (2018年4月2日 17時) (
レス) id: b9ec477e49 (このIDを非表示/違反報告)
白の悪魔(プロフ) - とてもステキな作品だと思い、評価を満点にさせてもらいました。お気に入り作者に登録させて頂きます。これからも頑張って下さい。 (2018年3月20日 0時) (レス) id: 468f3e0f33 (このIDを非表示/違反報告)
水愛(プロフ) - ようね。さん» そう言ってもらえると嬉しいです、ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2018年1月12日 15時) (レス) id: b9ec477e49 (このIDを非表示/違反報告)
ようね。(プロフ) - これからも応援してます！ (2018年1月11日 23時) (レス) id: 6cd0983997 (このIDを非表示/違反報告)
ようね。(プロフ) - とても面白かったです！好みドンピシャでした！ (2018年1月11日 23時) (レス) id: 6cd0983997 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水愛 | 作成日時：2017年12月31日 19時
