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いつものように情報を集めて、安全を求めて、生きるために精一杯になって＿＿＿＿。
そんなこんなを続けて早数年。
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ある日のこと。
なんの情報もないのに、この紛争が終わったという噂が飛び交っていた。
『アディ、ハイム、何か知ってる？』
「Aが知らないことを俺らが知ってるわけないじゃん。」
「うん、ごめん。私も何も知らないかも…。」
まあ、そうなんだけど…。
…もし、これが本当なら 今の軍の動きや周囲の空気にも納得がいく。
ただ、情報が何もないのが気がかりだ。
「どうするの、A」
『ん、そうだね…、とりあえず 外出てみるかな。』
何もわからない今、ずっとこうしているわけにもいかない。
他のグループや 街の様子もいておきたい。
『アディ、付いてきて。ハイムはみんなのことよろしく。』
いつも通りに。
私たちは街に出た。
街では 他のグループの子や、スラムの人たちがポツポツといるだけで、前と変わった様子はなかった。
何人かに話しかけて いろいろ聞いてみたが、全員 噂程度にしか知らないらしい。
噂程度には知っているらしい。
…どうも おかしい。
まるで この間見つけた情報が真実であることを証明しているかのようで、ただただ腹が立った。
「Aー！！」
遠くから私を呼ぶ声が聞こえた。
『黒猫』の子だ。
『お、どしたの？』
「ハイムが呼んでる。なんか見つけたんだって。Aならわかるかもしれないから急いで呼んでこいって言われて…。」
ありがと、了解。と返事するなりすぐに駆け出す。
心の中で、やっぱりか なんて思いながら。
ハイムは今どうしているのだろうか。
いつも通りにって言って出てきたのだから、ハイムはいつも通りにどこかの手伝いをしているのだろう。
なんか見つけた ということは、やはり見張りだろうか。
私にならわかるかも ということは、軍関係のことの可能性が高い。
急いで呼んでこいということは、まだ接触したわけではないということ。
.
.
.
＿＿＿＿まあ でも…、急ごうか。
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水愛(プロフ) - 白の悪魔さん» ありがとうございます！もうすごく嬉しいです！これからまた頑張っていくので、よろしくお願いします！ (2018年4月2日 17時) (
レス) id: b9ec477e49 (このIDを非表示/違反報告)
白の悪魔(プロフ) - とてもステキな作品だと思い、評価を満点にさせてもらいました。お気に入り作者に登録させて頂きます。これからも頑張って下さい。 (2018年3月20日 0時) (レス) id: 468f3e0f33 (このIDを非表示/違反報告)
水愛(プロフ) - ようね。さん» そう言ってもらえると嬉しいです、ありがとうございます！これからもよろしくお願いします！ (2018年1月12日 15時) (レス) id: b9ec477e49 (このIDを非表示/違反報告)
ようね。(プロフ) - これからも応援してます！ (2018年1月11日 23時) (レス) id: 6cd0983997 (このIDを非表示/違反報告)
ようね。(プロフ) - とても面白かったです！好みドンピシャでした！ (2018年1月11日 23時) (レス) id: 6cd0983997 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水愛 | 作成日時：2017年12月31日 19時
