2話 ページ4
No side
「グルさん,,,,。」
「トントンか。」
エーミールの言葉に押されトントンが要塞内を軽く走っていくとグルッペンは遠くにうっすらと戦場が見えるバルコニーに出ていた。
「なぁ、トントン。今回の戦争、お前は勝つことが出来ると思うか？」
「は？」
そう言ったグルッペンはどこか悲しそうな表情だった。
「,,,,いい加減せえや。」
「トントン？」
「いい加減にせえやｯｯグルッペンｯｯ！」
ﾊﾟｧﾝと乾いた音が錆び付いた空気に響く。
「俺は,,,,俺は！そんな柔い男に忠誠を誓った覚えはないで！俺が忠誠を誓ったのは,,,,！いつも明るくて！誰よりも馬鹿で！そして誰よりも強かった,,,,。」
「,,,,。」
トントンは言葉を途切らせ、すがるようにグルッペンに近寄った。グルッペンは自身の足元で今にも泣きそうな顔をしているトントンを見て黙りこむ。
「お願いや、グルッペン。俺に道を示してくれ,,,,。」
グルッペンは少し目を閉じ、記憶に思いを馳せる。今までの道のり。幹部とのいさかい。そして、戦争。今までの記憶を振り返るほど、自分の先ほどまでの言葉に苛立つ。あぁ、先ほどまでの自分は何に怯えていたのだろう。これまでの困難も仲間とともに乗り越えてきたじゃないか！彼は、ゆっくりと口を開いた。
「トントン。」
「!?」
「お前のいう通りだ。俺はさっきまでどうにかしていたらしい。不甲斐ないな,,,,。」
「ええで、別に。お帰り、グルッペン。」
「あぁ、ただいま。トントン。」
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なみだめ(プロフ) - Nanakiさん» 来てくれた〜！うれぴ。あんがとよ褒められるんまじ嬉しいんじゃ〜♪更新頑張るぜ (2019年11月18日 23時) (
レス) id: 7cd0524e66 (このIDを非表示/違反報告)
Nanaki(プロフ) - 来ちゃいました！読んじゃいました！魔法...良き。小説なのにどんな景色なのか、情景なのかが分かってしまうなみだめさんの文のわかりやすさ凄い。更新頑張ってください♪ (2019年11月18日 23時) (レス) id: 98fbb2e461 (このIDを非表示/違反報告)
なみだめ(プロフ) - YUKARI♪さん» 読んで下さったんですね♪ありがとうございます！はまってくれたなんて,,,,褒めても何も出てきませんよ〜今後も読んで下さると嬉しいです！o(^-^o)(o^-^)o (2019年11月16日 16時) (レス) id: 7cd0524e66 (このIDを非表示/違反報告)
YUKARI♪ - イベントから来ました！初めて読んだのですが，すごく面白かったです！ハマっちゃいました(#^.^#) (2019年11月16日 14時) (レス) id: ac04f3e538 (このIDを非表示/違反報告)
なみだめ(プロフ) - かれーるーさん» ぐっぐぁぁぁぁーーーー。『そしてなみだめは死んだのであった。完』,,,,悪ふざけは此処までにして、コメントありがとうございます！これからも頑張って更新しますのでお楽しみに！ (2019年11月10日 8時) (レス) id: 7cd0524e66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なみだめ | 作成日時：2019年10月15日 17時
