50 優しさに ページ50
伊野尾side
高木さん、優しい
大ちゃんに告白されて、パニックになっていた俺の膨れ上がった心に針が刺さってしぼんでいくような冷静さが戻ってくる
伊「高木さん...高木さん...」
高「何だ?」
止まらない涙
俺は高木さんの名前を呼び続けた
伊「うっ............高木さん...」
高「そんなに泣くな。可愛すぎるから」
伊「へ?」
高「俺、お前のこと好きなんだよ。だからそんなに名前呼ぶな。あとそんなに可愛い顔で泣くな。」
伊「え、えええ?」
高木さんは俺にいきなりそう告げた
待って、頭が追いつかない
でも、さっき大ちゃんに告白されたときより不思議と落ち着いている
高「一度大パニックになってるからもう何言われてもそれほど衝撃的に感じなくなったの法則」
伊「その通りです」
高「で?伊野尾くんは俺のことどう思ってんの?」
伊「え...えっと...」
高木さんは俺に詰め寄ってきた
高「じゃあさ、わかりやすく言うと
.
俺と付き合うのと、有岡大貴と付き合うのどっちがいいかってこと」
伊「ふぇ!?」
俺、高木さんに一言も大ちゃんに告られたなんて言ってないんだけど...!
伊「なんで.....知って....」
高「そりゃまあ、色々と...?」
伊「お、教えてくださいよ!」
高「んーーっと......秘密」
伊「いや、ちゃんと教え_____」
ピロン
部屋にメールの着信音が響いた
高「悪ぃ。ちょっとまって」
高木さんはスマホを確認すると、顔が強張った
高木さんの目からフツフツと怒りが滲んでいるように見える
伊「あの、高木さん?」
高「ごめん、今日はもう帰ってもらってもいいか?俺から呼んでおいてほんとごめん」
伊「いえ、大丈夫です。それじゃ、失礼しますね」
高「おう」
どんなメールが来たかはわからない
最後に見た高木さんの顔が俯いていて見えなかった
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Aduki(プロフ) - るりさんありがとうございます!そう言っていただけると嬉しいです!どんな展開になるのか、楽しんでくださいね! (2019年2月12日 20時) (レス) id: 5298804aeb (このIDを非表示/違反報告)
るり(プロフ) - これはいのひかなのかやぶひかなのか。妄想が膨らみます!見てて楽しいです! (2019年2月12日 18時) (レス) id: eeedadf368 (このIDを非表示/違反報告)
Aduki(プロフ) - こーちゃんさんありがとうございます!最近は更新が遅くなりがちですみません...。これからも頑張ります! (2019年2月7日 16時) (レス) id: 5298804aeb (このIDを非表示/違反報告)
こーちゃん - Adukiさん はじめましてこーちゃんです! 更新頑張ってください!! (2019年2月7日 9時) (レス) id: 19d7d59a6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Aduki | 作成日時:2019年1月7日 16時