49 走る走る2 ページ49
伊野尾side
俺は走って帰った
あの場に居たくなくて
校門までもうすぐ
ドンっ
伊「わっっ」
俺は誰かにぶつかって倒れ込んだ
伊「すみません！......あ、高木さん」
高「なんだ、伊野尾くんじゃん。知らない奴だったらぶっ飛ばしてる所だった。あっぶねー」
伊「ほんとすみません...。じゃ、失礼します」
高「待って」
伊「え、」
高木さんは突然俺の手を掴んだ
伊「何ですか？」
高「お茶してく？」
伊「へ？」
高「俺の家学校の裏だからすぐだよ」
伊「でも...」
高「いいから」
伊「わっ、ちょ」
高木さんは無理矢理俺の手を引いてズンズン進むと、本当にすぐ家に着いた
平屋？見たところ1階しかない
外壁も綺麗で落ち着いた雰囲気
高「あがれよ。そこのソファーにでもかけて」
伊「あ、はい」
俺は言われた通り家に入るり、リビングのソファーに座った
よっぽど疲れていたのか、座った瞬間に力が抜け、危うく倒れそうだった
高「麦茶でいいか？」
伊「はい。わざわざすみません」
高「別に。どうぞ」
俺はカラカラの喉にグッと流し込んだ
高「一気かよ。......それで？何があったんだ？」
伊「え？」
高「さっきあんなに急いで。何かあったんだろ？俺しか家にいないから遠慮なく」
伊「......なんでもないです」
男友達に告白されて悩んでるなんて引かれる
この前の手越さんの件だってたくさん迷惑かけたし、もう高木さんを巻き込みたくない
高「なんでもなくないだろ」
伊「本当に大丈夫です」
高「嘘つけ！」
高木さんは俺の顔に手を添えると、高木さんの顔がドアップになった
俺は驚いて目を瞑った
高「大丈夫じゃないよ。だって、泣きそうな顔してる」
伊「ふぇ？」
______その声でそんなに優しく喋らないでほしい
俺の目から涙が落ちた
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Aduki(プロフ) - るりさんありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです！どんな展開になるのか、楽しんでくださいね！ (2019年2月12日 20時) (
レス) id: 5298804aeb (このIDを非表示/違反報告)
るり(プロフ) - これはいのひかなのかやぶひかなのか。妄想が膨らみます！見てて楽しいです！ (2019年2月12日 18時) (レス) id: eeedadf368 (このIDを非表示/違反報告)
Aduki(プロフ) - こーちゃんさんありがとうございます！最近は更新が遅くなりがちですみません...。これからも頑張ります！ (2019年2月7日 16時) (レス) id: 5298804aeb (このIDを非表示/違反報告)
こーちゃん - Adukiさん はじめましてこーちゃんです！ 更新頑張ってください!! (2019年2月7日 9時) (レス) id: 19d7d59a6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Aduki | 作成日時：2019年1月7日 16時
