今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:895 hit
小｜中｜大
プロローグ ページ1
彼女とその兄は、ある男のいる場所へ死ぬ気で走った。
だがその男は、倒れていた。
彼女は、泣いた。それは彼女にとって数少ない大切な友だったからだ。
その兄も泣きそうになるが溢れそうになる涙をなんとか堪えた。
その兄弟は2つの約束をした。1つは友から、もう1つは兄弟での約束。
友は｢人を救う人間になれ｣と兄は｢私が迎えに行くまで待っていてくれないか｣と彼女は頷いて｢嗚呼、分かった…｣と言った。
友の名は、織田作之助、兄の名は、太宰治と言った。
だがそんな願いは散ってしまった。
なぜなら彼女は、彼がとある会社に入社すると同時に行方不明になったのだから。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：愛☆空 | 作成日時：2020年10月19日 0時
