見えないバトル ページ34
かなり前のお話(しるし 辺り)の伏線回収。
そんな前のこと覚えてないよ!
って言う人は一度確認してみてね!
颯くんは、ハゴロモジャスミンの絆創膏を、食い入るように見つめている。・・・どこか変なところでも、あるのかな?
「知香。その『つる』ってさ、男だよね?」
「ん？そうだよ。私の幼馴染なの。」
「ふーん。彼氏じゃないんだ・・・」
颯くんは絆創膏をサラリとなでて、なるほどね、と呟く。
「その人、かなり頭がみたいだね。」
「そりゃあ法学部だからね・・・・・数学パズルとかも私よりずーっと得意だし。」
東大の法学部なんて、理学部�稽爐亮，吠从甲佑�高い。つるの学力なら難なく理学部�稽爐貌�れたはずなのに、検事になりたいからと、法学部に入ることにしたらしい。
「そういう事とはちょっと違うんだけど・・・
まあ、やることなすこと全てが洗練されているというか、
巧妙だというか、ね・・・・・・・」
まあ、それより僕は上に行くんだけど。
水上くんは挑戦を受けて立つ、というような顔をして、
何か呟いている。
「・・・さっきから何か意味の分からないことを言ってるみたいなんだけど・・・この絆創膏、変なところでもあるの?」
「いや、全然。まあ、僕としてはそれを今すぐにでも、剥がしたいんだけど。けど、そうすることでどうなるか分かってるから、それも出来ない。僕は、この計算しつくされたトリックに対して、手も足も出ないんだ。」
「颯くんもそんなことあるんだ・・・・・」
「そりゃあるよ。だからそろそろ、正面対決しないといけなくなる。知香は流れに身を任せていたらいい。」
颯くんが、顔をそっと近づけてきて。
こつん、と額をくっつける。
その長いまつ毛が触れてしまいそうなほどの距離に、
私の顔は蒸発しそうなほど真っ赤になってしまって。
目も合わせられないほど恥ずかしいのに、
颯くんから目が離せない。
颯くんはそんな私を満足そうに見つめて、
そっと口を開いた。
「知香は・・・」
その小さな声は、そよ風にさえ、かき消されそうで。
なんて言ったの?って尋ねたら、
秘密だよ、と颯くんはふわりと笑う。
「さー、勉強、勉強！」
「何て言ったの?教えてよ〜っ。」
ランプにまた１つ、笑顔の灯火が
「知香はその時、僕を選ぶ。・・・いや、選ばせる。
絶対にね。」
水上さんはもう一度だけ、呟きます。
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mathgirl - （下記の続き）流石に限界らしく、ここに来るのは難しいそうです。私もこの作品を読んでいたことを知っていたのか、前触れもなくこんな状態になってすまない、と言っていました。多分、この作品は更新できないと思います。急なお知らせですみません。 (2017年12月16日 15時) (
レス) id: d1012bafe4 (このIDを非表示/違反報告)
mathgirl - すみません、Ariceの妹です。個人のスマホを持っていないので、姉と同じIDになっています。姉は受験生ではないのですが、最近部活に忙しく、志望校に行くための勉強や、資格の取得でどうしてもこちらへ来れないそうです。テスト前までは粘っていたようですが・・・ (2017年12月16日 15時) (レス) id: d1012bafe4 (このIDを非表示/違反報告)
Arice - 良いですよね!彼ならドラえもんにも勝てるんじゃないか?と思えるくらい強いし・・・私は、好きなキャラは決められませんが、卓也さんを見ていて、いつも笑っちゃいます（笑）。 (2017年11月26日 12時) (レス) id: d1012bafe4 (このIDを非表示/違反報告)
月読命 - Ariceさん» 内人です!一番の苦労人（とかいてドラえもんと読む）って感じがするので・・・！ (2017年11月26日 11時) (レス) id: 3990fcd378 (このIDを非表示/違反報告)
Arice - 分かります!私も大好きなんです!時が進む事に、どんどん壊れていく創也の観察日記を書きたい（笑）。月読命さん、都会トムで気に入ってる登場人物とかっていますか？ (2017年11月26日 10時) (レス) id: d1012bafe4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Arice | 作成日時：2017年10月13日 20時
