やっぱり親子だわ ページ1
「おじゃましまーす!」
「お!なっちゃん遊びにきたのー!」
「あ、てっちゃんか。」
「あ、てっちゃんか。ってなに!?俺ここの家主だに!?」
「あー、はいはい。分かった分かった」
「お、なつやん。どうした」
「お父さん助けて!てっちゃんがいじめてくる!」
「はぁ!?」
「いじめとらんって!!ただ話してただけやん!!」
「てつや許さん」
「なんでぇー!?」
「としくーん、もうそろそろなつ帰ってくるから家かえ…なつ!?」
「あ、お母さんやっほー」
「いつ来たの!?」
「え、さっき。ちょっと虫さんに用があって。虫さんいる?」
「そこら辺にいるらー」
「りょうかーい。あ、お父さんとお母さんちょっと待ってて!」
「虫さーん」
「お、なっちゃんどうした?」
「虫さんって元教師だよね?」
「うん。それがどうした?」
「なんで高校生にもなってこんな宿題があるんですか!!」
「ん…??『親に自分の生い立ちを聞く』…なんか小学生みたいな宿題だね笑笑」
「だら??意味わからん」
「今聞いちゃえば?夏休みの宿題1個終わるやん」
「それもそうだね…。お父さーん、お母さーん!!」
「なんでてつやも来んの笑笑」
「は?話さんといかんの?めんどくさ」
「としくんそういうこと言わない!確かにめんどくさいけど」
「やっぱお父さんとお母さんもそう思う?」
「親子揃ってめんどくさいとか言うな笑僕聞きたいよ?なっちゃんの生い立ち」
「あ、じゃあかわりに虫さん聞いといてー」
「それじゃ意味無いから!!」
「あ、りょうくんだ」
「あ!りょうくん!」
「Aのテンション爆上がり」
「お、なっちゃん来てたの?」
「お母さん、やっぱ東海オンエアの中だったらりょうくんだよね」
「お!なつも分かってくれるの?」
「なんかお父さんは違うんだよ、りょうくんなんだよ」
「おい」
「すっごく分かる。りょうくんね、なつが産まれる前もあともイケメンなんだよ」
「お母さん、知ってる。りょうくんはイケメンだって、みーんな知ってる」
「親子揃ってりょう推しかぁ笑」
「なんかAが1人増えたみたい笑笑」
「としみつ、落ち込むな笑」
「落ち込んでねぇわ!!」
490人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きこちゃむ | 作成日時:2019年7月24日 7時