トモダチごっこ

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KA「寝ないの？」



『……ジョンイン。うん、寝れなくて……。
ジョンインは？』






みんな椅子に座って、机に倒れこんで寝ている。

横でセフンが「もぅもぅ食べれない〜」って寝言を言っている。


後ろの方から、スホの歯ぎしりが聞こえてくる。







KA「俺？俺はみんなが夜中に悪さしないように起きてようかな…って(笑)

みんなのこと信じてるけど、でも、このゲームを企画した人がいるのも事実。
なら、全力で止めたいしね。」





・・・ジョンイン。





『ねぇ、ジョンイン。誰か見当ついてる？』




KA「まだわからない。Aは？」




『私？私は……じつはチャニョルじゃないかなって思ってたんだけど…そうでも無さそう(笑)

あーぁ…最低だな、自分。』




チャニョルとは1年の時からずっと同じクラス。




仲良しなのに、疑うなんて・・・






KA「……俺は、わからないよ？分からないけど、ミンソクが怪しい。

なんだか、元気ねーし。復讐者とかは別にしてなんか考えてそうじゃない？？？
もしかしたら、思い当たる事があって怯えてるのかも…とか思ってたりする」






確かに、シウちゃん、ずっと元気がない。





元気あり過ぎても気味が悪いけど。






『私もシウちゃんに話しかけてるんだけど、大丈夫。の一点張りなんだよね…』






私の机に影がかかる。

顔を上げると、サラが立っていた。





SR「2人とも、眠くないの？」




KA「いや、眠いよ。Aも、何気さっきから白目向いてるからな。」




『嘘っ！？』




SR「私結構寝たから、変わるよ！起きるの！一度目が覚めたら寝れないタイプなの〜」




サラが微笑む。





『そんな、サラ1人じゃ…』

KA「んーじゃあよろしくー」





ちょ！さっきあんだけカッコいい事言ってたくせに寝るんかい！！





SR「Aも寝て？寝不足は良くないから！
私も眠くなったら、また誰か起こすし！」





『ほんと？なら……寝させてもらおうかな。
なんかあったらすぐ起こしてね！！
1人で行動したらダメだよ！！！』





「ベク〜〜♪ 」と寝ぼけたチャニョルがベクを襲う。




BK「かっ、亀が……亀に襲われるっ！？」






いや、ベク。あんた、どんな夢見てるのよ。笑

でも、見た感じみんな疲れてるのかして爆睡してるし今夜は大丈夫そう。







『ふぁ〜〜……じゃあ、よろしくね』


SR「任せて！」







瞼が閉じてくる。

これがサラとの最後の会話だった。

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