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《貴方の異能は、とても強力です。襲われれば、ひとたまりもないでしょう。貴方が体術などを極めていれば、まずは大丈夫だとは思いますが……》
体術……私、そんなに強くないぞ…だって最近、国木田さんや社長から習い始めたし…
《とにかく、貴方は一人で行動しないようにしてください。貴方の異能が欠ければ、大変なことになってしまうので》
『はい…』
大丈夫、ここには武器もたくさんあるし、何とかなるはずだ。しっかり、冷静にいれば…まずは大事にならないだろう
《幸い、この現象の元凶と思われる異能者の居場所は特定しています》
また画面が切り替わり、先程と同じ衛星の写真になった。霧の中心を、赤い点が示していた
《ヨコハマ租界のほぼ中心地、骸砦と呼ばれる、廃棄された高層建築物です》
安吾の説明と共に、不気味な形の漆黒の塔が映し出された。幾つもの尖塔を備え付けた姿は、精緻すぎる彫刻のせいで禍々しく見える
国木田「やはり、例の澁澤龍彦ですか？」
澁澤さんの名前が出てきた時、横の敦くんの指が微かに動いたのが判った。少し指も震えている。あの気配が来ているんだろう
《………貴方がた探偵社に重要な任務を依頼します》
画面には安吾が映し出された
《首謀者である澁澤龍彦を排除してください。方法は問いません》
鏡花「………………」
鏡花ちゃんの目が、鋭い眼差しに変わり、頷いた
《それと、これは補足ですが。その首謀者と同じ場所に、どうやら太宰君がいるようです》
国木田「太宰が？」
そうか…骸砦には太宰さんがいたんだった。厭な予感がしたのか、国木田さんが片眉を上げた
敦「捕まってるってことですか？」
安吾の顔には、動揺が走った。そして、焦るように声を荒らげた
《このままではヨコハマが全滅します。貴方達だけが──────────》
その言葉を最後に、映像が切れた
私たちが動き出そうとした瞬間
轟音が響き、探偵社が揺れた
国木田「来たか………」
おそらく国木田さんの異能が探偵社に攻め込んできた。さっきのは手榴弾の音だった
国木田「お前達は先に行け。奴は俺が食い止める」
敦「でも、国木田さん…自分の異能になんて勝てるわけが……」
国木田「勝てるかどうかではない」
動こうとする国木田さんを追って行った敦くんの言葉を遮って国木田さんは云った
国木田「戦うべきかどうかだ」
すごい、今の国木田さんめちゃくちゃカッコイイぞ……
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あつぴのズボンの紐 - 更新最近できたようで何よりです!!!次回楽しみにしますねぇ!!! (9月15日 22時) (
レス) id: fad440908d (このIDを非表示/違反報告)
レベ - これめっちゃ好きなので、更新楽しみにしてます！ (9月5日 11時) (レス) id: ea3111d08d (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - 更新頑張ってくださぁぁい!!めっちゃ好きです大好きです!!!!!体調屋テストなど色々あると思いますが無理しない程度に頑張って下さい^^次回楽しみにしています!! (8月31日 21時) (レス) id: fad440908d (このIDを非表示/違反報告)
夏蜜柑(プロフ) - 更新頑張ってください！夢主ちゃんのひたむきなところが好きです！テストとか体調とかあるので頑張って無理しないでください！ (8月13日 21時) (レス) id: d710d605b3 (このIDを非表示/違反報告)
るーりん(プロフ) - アトラさん» ありがとうございます！個人的に私が普通の主ちゃんが好きなので、あまりチートにならないように気をつけて書いてます！ (8月4日 14時) (レス) id: dba2b4d298 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：るーりん | 作成日時：2023年3月31日 0時
