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「壱馬先輩！！」
「おっ！るりちゃん、昨日ごめんな」
「酷いですよ〜」
とは言いつつも目がキラキラ輝くるりはすっかりご機嫌を取り戻した様子
お兄ちゃんはるりの話を聞きながらずっとはははっと笑っていた
何がともあれるりの機嫌がなおったなら良かった
ふと周囲を見渡せばみんな私たちの方に注目していた
うーん。未だに慣れないこの視線
中学の頃もお兄ちゃん過保護な所あるから変な男が寄らないようにってよく休み時間私のクラス来てたな
その時もそこそこ人気だったお兄ちゃん。
先輩までもが私のクラス見に来てたから色々勘違いされて大変だったっけ。
またお兄ちゃんの方に目をやればいつもの様にヘラヘラ笑ってて、、、。
これが地元で有名なヤンキーなのかと少し不安になった
なんて考えているとまた教室のドアがガランッと勢いよく開いた
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作者名：苺大福 | 作成日時：2019年6月18日 22時
