羽ばたけるなら3 (ページ6)

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天然な彼と巨大パフェ（3）ページ6

目的地に着くと、『期間限定、メガ盛りフルーツパフェ』と書いてある白い看板がお店の前に出ていた。

「ここだ、Instagra◯で見た通り…入ろう」

席に座り、横に目を移すと、隣の席に座っている人もメガ盛りフルーツパフェを食べている。
「…大きいな」
「…焦凍も思った？私も、写真で見たやつより大きくてびっくりしてる」
「シェアするか」
「だね」
メガ盛りフルーツパフェ(2〜3人前)と書いてあるメニューを見て、下調べ不足で申し訳ない気持ちになる。

とってもとっても美味しい…けど、、
すごい罪悪感を覚えてしまう。

シェアしながら食べている途中、心の中でひたすら全国のショートファンに謝りながら食べた。
「…んまい」
「だな」

前回のケーキ事件により、焦凍耐性がついていたみたいで、本当に助かった…。

「美味かったな」
「ね、美味しかった…次も強化合宿のモチベ上げるために見つけとかなきゃだ」
「そうだな」

「A、ここから歩いて35分くらいだったか？」
「そうそう、電車使えば早いけど、運動不足すぎて歩いて帰ろうかなと」
「じゃあ、歩くか」
何も言わずに、家まで送ってくれようかする隣のイケメン
「天然のイケメン…怖すぎる」
「なんか言ったか？」
「いや、何でもないです」

漫画見てる時から思ってたけど、やっぱり焦凍ってイケメンだな(顔も性格も

テストのことや、合宿のことを話しながら2人で歩く
「焦凍のおかげで理系科目、結構解けて自信ある」
「俺もだ、、いつもより古典と英語解けて焦った」
「なんで焦るの…笑」

家の近くの公園の前を通り過ぎようとした瞬間、前の角から金髪トゲトゲ頭の彼が飛び出してきた。

爆豪はどうやら、ランニングをしている途中のようだ。

彼は私たち2人を認識すると、一瞬、目を開け少し驚いた表情をしたが、何も言わずに私たちの横を走り去っていく。

「そういえば、爆豪の家、近いんだったな」
「そうそう、同じ中学だしね」
「緑谷も近いのか？」
「近いよ〜、先にある団地の方だった気がする、、」
「そうか」

ーーー
ーー
「じゃあまた学校でね」
「あぁ、今日はありがとな」
「こちらこそ〜」

次はどんなパフェ食べにいこうかな…

まぁ、その前に…問題の強化合宿、、原作通りに行けば、ヴィランと戦うことになるだろうし、足を引っ張らないように、皆を守れるように、しっかりと個性を鍛えなおそう…。