１８４cmの彼〈after story〉 (ページ1)

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番外編④ ページ1

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蓮 side

岩「目黒、今日も行くのか？」

蓮「もちろん行きますよ」

俺のおばあちゃんとAのおばあちゃんの命日。

毎年、どんなに仕事が終わるのが遅くても
お墓には絶対に行ってた。

お墓は別々だけど、玲ちゃんにAのおばあちゃんの
お墓の場所を聞いて毎年行っていた。

もしかしたら会えるかもしれない
って少し期待しながら行ってたけど
なかなか会えることはなくて。

Aと離れて５年が経つとき。

仕事が午前中で終わり、
綺麗な花を買いに行こうと準備してたら
岩本くんに話しかけられた。

岩「うん、気をつけてな」

蓮「ありがとうございます」

向「めめ！いってらっしゃい！」

蓮「行ってくるわ！」

深「今年こそ会えるといいな」

蓮「毎年、期待してるんすけどね(笑)」

みんなは俺を送り出してくれて、
少し長く電車に揺られてAのいる地域に来た。

お墓に向かう途中にも２人がどこかにいないか
キョロキョロしてみるも見当たらない。

蓮「そんな簡単に見つかるわけねえか」

天気がいい空を見上げると雲一つもない快晴。

のんびり歩きながらお墓に到着すると、
聞いたことのある声がして俺は動けなかった。

仲良く手を繋いでる２人から目を離せなかった。

かすみ、、大きくなったなあ
Aもすっかりママの顔になってる。

正直、話しかけるかかなり迷った。
俺は今ここで動いてもいいのか。

でも後悔はしたくない。
その一心で２人の元へと行った。

蓮「俺もハンバーグ食べたいな」

Aの驚いた顔と、かすみの困った顔。

はあ、、可愛い。俺の宝物。

A「蓮くん、、」

俺はもう絶対に２人を離さない。

おばあちゃん会わせてくれて、ありがとう。

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