モストロラウンジ ページ19
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先輩たちに連れられてやって来たのは海の中。まるで珊瑚の海のような場所に、あるレストランがあった。名前を『モストロラウンジ』と言うらしい。
「こんにちは、ヴィルさん、ルークさん。珍しいメンバーと…来客ですね」
男子は最後にAを見てそう言った。黒色のスーツにライトのせいで青く見えるコートを羽織った男子は少し胡散臭く見える笑みを浮かべてAたちを出迎えた。
「初めまして、『モストロラウンジ』支配人のアズール・アーシェングロットです」
アズールと名乗った男子はAにそう自己紹介をした。
「事情はヴィルさんから聞いています。本当なら契約については秘密を守らないといけませんが、事情が事情ですので、お話しします。こちらへ」
アズールが案内したのはVIPルームだった。個室になっていて、話をするにはうってつけだった。ただエースとデュースだけは部屋を見渡して顔色が悪くなっていった。何か嫌な思い出でもあるのだろうか。
「トレイさんは確かに僕と契約を結んでいます」
その言葉を聞いたA以外のみんなは安堵した。Aにはアズールの言葉の意味がよく分からなかったが、悪いことではないのだろうと察した。
「確かに彼は珊瑚の海に、以前助けた人魚に会いに行くために向かっているところでしょう」
「勿体ぶらないでアズール。早く契約の内容を教えなさい」
「急かさないでください。まず契約の内容は、『ジェイドの貸し出し』です」
「やはり、ムシュー・愉快犯を同行者として選んでいたか。納得だね」
また新しい名前が出てきたと、Aは少しうんざりした。アズールはヴィルの言葉を聞いて頷いた。
「対価はどうしたんですか?」
とデュースがアズールに聞く。
「トレイさん自身の声です」
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さーも(プロフ) - 巫香渚さん» バースデーは比較的来てくれるような気もしますけど推しになるとこないですよね笑ギリギリまで頑張ってください!! (2021年7月29日 21時) (レス) id: 3e0f107a18 (このIDを非表示/違反報告)
巫香渚(プロフ) - おじたんが二十連で…!羨ましいです。私も二十連したのですが、来てくれませんでした.8月1日まで粘るつもりです。 (2021年7月29日 18時) (レス) id: 254cdf7334 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さーも | 作成日時:2021年7月2日 21時