仮面が４枚 ページ4
青葉城西高校との練習試合。
私は相手校の主将に絡まれていた。
属に言うナンパだ。
私はいつも、Aに任せていたのだが、ココには烏野がいる。
ましてや、これから関わっていくであろう及川が居るのだ。
迂闊には替れない。
「ねね、マネちゃ〜ん。連絡先教えてよ〜！」
「名前なんて言うの？美人さんだから、さやか、とかかなぁ！」
「え、あれ、ちょっ、無視！？どこ行くのー！！？」
結果、私は及川とやらを無視してその場を立ち去った。
もし、交替できない時は無視をしろ、とAに言われていた。
その言いつけを守り、私は烏野の皆が集まる方へ向かった。
既に全員が集まっていた。が、それは選手の方で、マネージャーが1人、足りなかった。
言わずもがな、石川
「…あの子は？」
「さっきから見てないな…。どこ行ったんだ」
全く、と溜息を漏らしながら体の向きを変えて、体育館の方へ向かって行く。
私は、
▷
彼女は何故か体育館裏でしゃがみ込み、泣いていた。
私は理由を聞くわけでもなく、声を掛けた。
帰るよ、と一言。
するの、彼女は顔をバッ、と上げて私をキッ、と睨みつけた。
その瞳からは、涙がとめどなく流れていた。
「潔子先輩のせいですよ…！！」
「……どうして？」
「私がみんなに冷たくされるのも！私を認めてくれないのも！！」
「私のせいにしても仕方ないんじゃないかな？
認めて貰えるのって、相手が自分の努力を認識してからこそだし、態度だって、自分の行動次第」
「綺麗事言わないで下さい！……どうせ、潔子先輩が私の悪い噂を流してるんでしょ！？私がみんなにチヤホヤされてるからって…！！」
急に訳の分からない事を言い出す彼女に、私はただ冷たい視線を送ることしか出来なかった。
それに気付くこともなく、彼女はまたブツブツと何かを言い出す。
＿＿＿＿何この子。シャブやってんノ？それとも、頭ラリってる？
そんな事言っちゃ駄目だよ
＿＿＿＿そんな事言うキヨコこそ、その目はなあに？
Aに言われ、私は表情を変えた。
兎に角、みんなに迷惑がかかる前に早く行かなければ…
再度、帰るよ、と声をかけてみるが、彼女の耳には入っておらず、まだ念仏の様にボソボソと呟いていた。
なんなんだ。
私は澤村に助けを求めるべく、その場を立ち去った。
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サラン(プロフ) - 梨月さん» 安心してください！！潔子さんはいつだって女神です！！！もちろんこの作品でも！！お褒めの言葉有難うございます！大変光栄に思います^^*ご期待に添えられるよう、精一杯努力していきます！ (2017年9月8日 20時) (
レス) id: 35f8c5cbb5 (このIDを非表示/違反報告)
梨月 - 潔子さんに裏の顔が、、、、(/_;) 小説おもしろかったでーす!! 続き楽しみにしてます!(^^)! (2017年9月2日 21時) (レス) id: b4a84e38e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サラン | 作者ホームページ：http://uranai.
作成日時：2017年2月20日 16時
