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土「総悟。明日だ。いいな。」
沖「へい。」
土「近藤さんと10番隊を残す。あいつは近藤さんのとこに入ればいい。」
沖「ああ、土方さん。あいつの前であんまり物騒な事言うのやめてもらえませんか。その開いた瞳孔に怯えてまさァ。」
土「悪かったな。」
すれ違いざまで目もくれず煙を蒸しながら気まずそうな顔をする。
通り過ぎれば残った煙草の臭いが纏わり付いて鬱陶しい。
沖「調子狂うな…」
あんなツラで素直に言うことを聞かれては。
ガタがきている屯所の廊下は歩く度に軋んだ音を立てる。
あいつの足音は遠ざかって、俺の足音だけが耳に届く。
厠のドアを乱暴に締めればどこからか折れたネジが転がった。
沖「俺が壊したってかィ。」
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作者名:wako | 作成日時:2019年3月12日 4時