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みなさんが稽古を行なっている最中、床を拭くために布を濡らしに廊下に出ると
着流しを着た山崎さんに出会った。
「おはようございます。お出かけですか？」
「おはようございます。いえ、本業の監察の方に行って参ります。」
「そうだったんですね。張り込みは長く？」
「はい。Aさんとお茶出来なくなるのは残念です。」
「帰って来たら、またお話聞かせてくださいね。」
山崎さんはいつも通りの優しい笑顔を残していった。
どうか無事でありますように。
土「おう、山崎。頼んだぞ。」
山「はい！」
土方さんと山崎さんの間に流れる信頼感がなんだか輝いて見える。
兄が持っていた少年漫画みたい。絆って憧れてしまう。
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作者名：wako | 作成日時：2019年3月12日 4時
