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沖「さ、明かり消すぜ。布団は入んなせぇ。」


「はい。ありがとうございます。」



沖「おい、表上は婚約者でィ。亭主関白は悪かねえが、同じ年なんだし、敬語と他人行儀な呼び方はやめねえか。」


「なんて呼べば‥」


沖「総悟でさァ。」


「総悟くん…？」



沖「ん…。」









顔も見えなくて眠気を纏った声は、尖らずに優しく感じる。


襖から少し漏れた月光が彼を照らしている。


アイマスクをしていてもわかるきれいな鼻筋と顎の線。





規則正しく寝息を立てる彼に気遣いながら襖を開け縁側に出る。





まんまるの月。どうりで漏れる光も明るかったはず。

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設定タグ：銀魂 , 沖田総悟 , 土方十四郎
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作者名：wako | 作成日時：2019年3月12日 4時

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