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走ってきたのか、息を切らしているA。
「ちょっと、タンマ…」
膝に手をついて呼吸を整えるAの背中をさする。
「あっち座ろ」
まだ少し息が荒いAの肩に手を回し、ベンチに移動する。
目線を落とすとAが持ってるレモンティーに気がついた。
「レモンティー飲むんだね」
Aは少し口ごもって、照れくさそうに目を細める。
「誠士郎君のこと考えてたら無意識に押しちゃってた」
顔が火照るのがわかって、思わず手の平で顔を覆った。
「誠士郎君?」
「…今、見ないで」
この子はどこまで俺の心をかき乱せば気が済むんだ。
うるさい心臓を落ち着かせるように空を見上げて深呼吸をする。
「誠士郎君が走ってるって、皆騒いでたよ」
「え?」
誰か探してたの?と俺の顔を覗き込むAの目を直視できなかった。
俺がAを探してたのに、Aに見つけられて。
なんかださいなぁ。
「さっきの男の子は?一緒じゃないの?」
「うん、先に教室に帰ったよ」
「そっか」
告白されたの?返事はしたの?
すごく気になるのに、魚の骨みたいに喉の奥に引っかかったまま出てこない。
「教室戻ろっか」
「…うん」
ほんとにださいじゃん、俺。
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うなぎポテト - あぁぁぁぁぁ!!やっっっばい尊すぎんかです(尊すぎて敬語が使えません!!)せいしろーがかっちょいい……。吐血案件だこれ🫠更新無理せず!!応援してまーす!! (2023年4月3日 13時) (レス) @page4 id: 9030b78ea3 (このIDを非表示/違反報告)
にいな(プロフ) - のあさん» 他作品も読んで頂きありがとうございます!私自身も皆様が読みやすい文章を意識しているのでとても嬉しいです🥲長文の感想、本当に励みになります!ありがとうございました‼️ (2023年3月13日 21時) (レス) id: f69c63ae39 (このIDを非表示/違反報告)
のあ(プロフ) - 初めての感想です!普段占ツクなどは使わないしどちらかと言うと夢小説もひとつの小説のように読んでいるのですが、にいなさんのお話とても読みやすくて読んでいたら他作品も読んでいた事に今気づいて“あ、ほんとにこの人の書く話面白いんだな”って感動してます! (2023年3月3日 11時) (レス) @page36 id: 69fedd5e4a (このIDを非表示/違反報告)
にいな(プロフ) - はにゃ?さん» いつも読んで頂いてありがとうございます!これからも頑張りますのでよろしくお願いします🙌🏻 (2023年1月22日 14時) (レス) id: f69c63ae39 (このIDを非表示/違反報告)
はにゃ? - とても読みやすいです。これからも応援してます。 (2023年1月22日 10時) (レス) @page35 id: ef6fdebb20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にいな | 作成日時:2023年1月9日 20時