日常18 ページ19
サーノside
Aに糸を切られてから数分経ち、細かく見回ったが未だに何とも出会さないでいる。
この様子だと校舎には誰もいないみたいだな。
なら戻ってAに報告しよう。
オレが上り階段に足を付けた時…
吉野「命の価値を穿き違えるな！！」
近場でそんな怒鳴り声が聞こえた。
その瞬間にオレは思考を切り替え、声が聞こえた方へと無意識に足を走らせる。
何があったんだと思うと同時に、嫌な予感が一気に押し寄せてくる。
オレが直接聞いたわけではないけれど、この声をオレは知っていた。
順平のだ。
Aが友達だと認識している奴の声…
昨日 Aと一緒に笑っていた奴の声…
…見えたのは順平の後ろ姿と式神。
それに捕らえられているであろう悠仁の姿…というより足が見える。
明らかにこちら側に敵対している様子だな…。
次の言葉を聞いてオレの足は止まる。
吉野「霊長ぶっている人間の感情…心は！！全て魂の代謝！！まやかしだ！！」
"まやかし"？
ならお前が昨日笑っていたのは？
吉野「まやかしで作ったルールで僕を縛るな。
奪える命を奪うことを止める権利は誰にもない」
左脳「おい…」
吉野「っ！？」
順平は後ろを振り返り、オレを視界に捉える。
ｶﾞﾂｯ!!))
吉野「っ！」
オレの拳が順平の顔面に入る。
無意識だった。
まるでウーノみたく感覚で体が動いてしまった。
何でかわからないが今の順平の考えだけは好きにはなれない。
左脳「人の命を奪う権利も誰も持たないっ」
何でこんな悲しい気持ちになる？
何でオレが裏切られた気分になるｯ？
《「迷わず殺せよ」》
命ぜられた言葉が過ぎる。
なぜ今思い出す？順平は呪霊に変えられてないだろ。
吉野「ｯ誰だよお前…！」
あぁ、けど＿＿
左脳「…Aの術式、サーノだ」
否定してしまえば、殺すも同然なのかもしれない。
＿＿＿＿
＿＿＿
＿＿
Aside
ｽﾞﾀﾞｧﾝｯ！))
ｽﾞﾀﾞｧｧﾝｯ!!))
くっそなんなんだよこいつの腕っていうか体！！
ぐにゃぐにゃと変幻自在。
伸びたり縮んだり、武器になったり色々と滅茶苦茶だ。
右脳「っ！」
ｻﾞｼｭｯ!))
真人「呪力で受け止めてるに切れちゃうの凄いよね〜？
でも＿＿」
ﾋﾞｭﾝｯ))
右脳「また腕かよっ！」
ｻﾞｼｭｯ))
と切るが。
ガシッ！))
右脳/A「！？」
真人「飽きてきちゃった」
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驟雨(プロフ) - なえさん» ありがとうございますｯ！！励みになります！ (2021年5月14日 15時) (
レス) id: e9ffa1a143 (このIDを非表示/違反報告)
なえ - めっちゃ面白いです！更新楽しみにしてます(^^)v (2021年5月13日 21時) (レス) id: 6b7be41b16 (このIDを非表示/違反報告)
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