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「どうします?あの様子じゃ作戦行動なんて無理ですよね」


「うん、困ったね」

京都校 二年
鎌代彼方

「いいんじゃないかな
どうせアイツ東京陣営まっしぐらだもん
勝手に暴れてくれるなら、私達はゲームに専念すれば」

「でも私達は虎杖悠仁を殺さなきゃでしょ
あの人殺すまではやらないんじゃない?」

「(まじでやんのぉ?)」

「そうなると東堂を監視し虎杖悠仁にとどめを刺す役が必要だナ」

「呪霊の相手もあるからどーせツーマンセルですし
ちょうどいいですかね」
「(私は嫌だ)」


三輪の切ない思いは誰にも聞かれることはなく

「いや…高専に所属する呪術師の中に
虎杖悠仁のような半端者がいるのは由々しき事態だ
交流会以前の問題。加茂家嫡流として見過ごせん」

加茂が提案する



「京都校全員で虎杖悠仁を襲撃する」



その一声で京都校の顔つきが変わる。
覚悟を決めたようだ。

だが



「あ、悪いけど俺パス」



鎌代彼方だけがそれに反対した。



「どうゆうことだ。彼方」


発案者の加茂が顔を顰める



「俺はその作戦に参加しない。
俺は俺のやるべき事があるからね」


「いやー、困ったよ。東堂先輩が先走って
出て言っちゃうんだもん。
俺の出るタイミング〜」


そう言って文句を言いながら立ち上がり
外へ出ようとする鎌代


「待て、鎌代」


「その呼び方やめろ」


あまりの威圧感に加茂も他の生徒も怯む



「いいか、俺はそれに参加しない
虎杖悠仁は殺す価値がない。
それからあの女には手を出すな
あれを殺すのは」




「俺だ。」



京都校の二人が出ていって
締まりかけてた団結力も緩む


「…はぁぁ、男子ってなんでああなの?」

呆れながら真依が言う。

「(怖かったぁ…)」

真顔のまま三輪がビビってることを誰も知らない。


「…呪力も使えない落ちこぼれが」

「それ、私にも帰ってくるんですけど」

「違ったか?」


加茂と真依は一触即発だ。


「取り敢えず、残った者たちはさっきの作戦にどおりに」



「真希は私にやらせて、できれば茶髪の一年も」


「その発言、東堂達と同じだよ」


ミーティングを終え、加茂が感じたのは



先の不安だけだった。

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作者名:久遠 | 作成日時:2020年12月27日 1時

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