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「そういえば、そっちにもいたよね、鎌代って子
あの子のせいで彼方くんも蔑まれてるんだよ。」
「本当は彼も、ここに居なくてもいいのに
あの子のせいで蔑まれる」
「恵まれてる人間は真依ちゃん達の苦労を分かってない」
「真依ちゃん
「うるせぇよ」
「不幸なら何してもいいのかよ」
「じゃあ何か?逆に恵まれた人間が後ろ指差されりゃ満足か?」
そうやって沙織ちゃんは……
「どんな生い立ちだろうと、私はアイツが気に食わねぇ」
「同じ生い立ちでも私は真希さんが好きだ。」
真希さんのなんにも恐れねぇところ
どんな境遇にいようと負けないところ
「そっちの鎌代に何があったかは知らねぇけど
私はAの友達だ。」
あいつのこと何も知らねぇけど、
伏黒のことを大切に思ってるところ
何も思ってないフリして私たちのことを見ててくれるところ
私は2人が大好きだ。
「テメェらこそこれから呪おうとしてるバカがどんな人間か
少しは考えたことあんのかよ」
「"完璧"も"理不尽"も、答える義務がどこにある?」
「テメェの人生仕事かよ」
━━━━芻霊呪法━━━━
━━━━━━『簪』━━━━━━
「男がどうとか女がどうとか」
「知ったこっちゃねぇんだよ!!テメェらで勝手にやってろ!」
「私は綺麗にオシャレしてる私が好きだ!」
「強くあろうとする私が大好きだ!!」
「私は…『釘崎野薔薇』なんだよ!!」
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作者名:久遠 | 作成日時:2020年12月27日 1時