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Noside
Aがそう言った瞬間、部屋中が光で包まれた。
『!?な、なに…?』
「大丈夫。これは目覚めだよ。
貴方が決心ついたから、向こうの世界へまた行くの。」
『あ、な、なるほど…』
「……A、これは貴方でもない私という存在からのお願い。
聞いてくれる?」
『な、なに?』
「絶対に死なないで。
最終決戦まで、私も連れていきなさい。
……一緒に戦った身として。」
『…わかった。約束する。
絶対に死なない。
貴方も、私も。』
視界が真っ白になり、暖かい風がAの身を包み込む。
『…じゃあね。
これからもよろしく、私。』
「…こちらこそ。」
・
「……全部、終わったら
自由はきっとそこにあるから。」
消えかかるAに対し、Aはそう言った。
_______________
貴方side
『…ぅ、あ…』
視界が光に包まれたと思ったら、私が次に見たのは
『…ッヒッ……
いいい、伊之助くん……!?』
天井に張り付いている伊之助だった。
伊之助「……A太郎…」
『わ、たしはたろう、はつきません…』
(『無限列車の時は1回だけ名前で呼んでくれた気がしたんだけどな…』)
まだふわふわとした頭で伊之助をぼーっと見ていると、伊之助がわなわなと震え出した。
『…い、いの、すけくん?』
伊之助「…子分…お前…
おいッ!!!!!A郎が目覚ましたぞ!!!!!しのぶ!!!!!カナブン!!!!!!子分共!!!!来い!!!!」
と叫び出した。
いや流石にカナブンは無いだろ…と若干引いたが、ドタバタと音を立てて近づいてくることに意識がそちらへ向いた。
カナヲ「Aッッ!!!!!」
胡蝶「A様ッ……!!」
バンッと大きな音を立てて病室へ入ってきたしのぶさんとカナヲちゃん。
2人とも余程焦ったのだろうか、全集中・常中が乱れているようだった。
『…か、なをちゃん、蟲柱…様…』
まだ上手く声が出せない状態で名を呼ぶ。
カナヲ「ぁ、ぁッAッ…!
A!!!良かった…!!」
カナヲちゃんが優しめにギュ、と抱き締めてくる。
(『あわわわわわわいいいいいい良い香りがががが←』)
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タラの芽(プロフ) - ふぐ太さん» あっ……(( すみません、私のミスです( ; ; )編集で変えておきます(涙)ご指摘ありがとうございます!! (2020年7月25日 19時) (レス) id: 6415e4a710 (このIDを非表示/違反報告)
ふぐ太 - あの、「無惨様」って言っちゃってますが、呪いは……? (2020年7月25日 13時) (レス) id: 0b66878cc1 (このIDを非表示/違反報告)
彩女(プロフ) - タラの芽さん» なるほど...!私の作品は特にないのでイラストを投稿する専用の作品(?)作ってみますね! (2020年7月19日 17時) (レス) id: f1412afcb5 (このIDを非表示/違反報告)
タラの芽(プロフ) - 彩女さん» ありがとうございます!!!(涙)今までは作者様が作品の中で載せて、それをコメントで知らせて、私がそのページに飛んで見る、という感じだったんですが…もっといい方法ありますかね…私もそこらへんの知識は欠けているので分かりません…すみませんんんん(涙)(涙) (2020年7月19日 17時) (レス) id: 6415e4a710 (このIDを非表示/違反報告)
タラの芽(プロフ) - あっこさん» いやいやもうこちらこそでございます(日本語)あああなんてお優しい、、ご期待に添えれるよう頑張ってまいります……!!!! (2020年7月19日 17時) (レス) id: 6415e4a710 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タラの芽 | 作成日時:2020年6月14日 21時