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貴方side
なんだかんだあり獪岳と仲良く(?)なれ、
善逸とも一応弟弟子だということを聞いて
『じゃあ今日のこと善逸くんに話せますね!』
というと全力で止められたため、
反射的にわかった、と言ってしまった。
変わらず話をしているとふいに、
獪岳に壱ノ型が使えないと言うことを言われた。
『?気にすることなくないですか?そんなんでクヨクヨしてるなんて獪岳さんらしくないです!!』
と、やっべこの言い方うざすぎん?絶対イラつかせる事をいってしまった。と口を抑えたが、
獪岳は少し驚いたあと、逆にストレートに言われたのが良かったのか、嫌な味をさせずに
「そうだな。」と言った。
獪岳に青天霹靂のことを気にしなくていい、と言ってもらえたので気持ちが少し楽になっていたし、獪岳も心做しかスッキリとした表情だったので、今日の合同任務はいい刺激になったなぁと思った。
この後は獪岳はまた任務があるらしく、別れることに。
『あの、また、その…良ければなんですけど、鍛錬、付き合ってくれませんか…?』
正直、本当に獪岳は強いと思ったし、何より呼吸の使うタイミングも本当に良かった。
だから是非その剣術を学びたいのだ。
…ただ純粋に推しに会いたいっていうのもある(((
獪岳「…まあ。いいけど。」
『!ありがとうございます……!!』
無事了承を得て、約束とかするにはやり取りが難しいから文通もすることになった。超嬉しい。大歓喜ですよ。
『では、ご武運を!!』
獪岳「ああ。」
そう別れを告げる思い切り手を振ると、小さく手を振り返してくれた獪岳。
その仕草にきゅぅぅんと胸が締め付けられ、ああ、やっぱり獪岳って尊いわ。と余韻に浸りながら
蝶屋敷へ帰った。
_____
すっかり夜が明け、蝶屋敷へ帰ると、真っ先に出向いてくれたのは、夜、見送ってくれた善逸だった。
善逸「うわああああああ!!!!Aちゃん!!!心配したんだよ!!??日が昇り初めても帰ってこないから!!」
『お、落ち着いて…』
ちょっと合同任務相手と話が長引いちゃって、と、獪岳を思い出し照れくさくなりながら話す。
善逸「…え。何その音。え、誰なの!?誰だったのそいつ!!
Aちゃんにこんな音させやがって!!どこのどいつだよ!!」
とまたもや善逸がギャーギャーと騒ぎ出した。
さすがに『それは君の兄弟子だよ』とも言えないので、静かにね、と善逸を落ち着かせることしかできなかった。
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奥山乃愛(プロフ) - 私鬼滅の刃のキャラ全員好きなんで累がもし生きてるなら嬉しいです……… (2022年6月9日 18時) (レス) @page19 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - すいません質問です!この小説累って生きてますか? (2022年6月9日 18時) (レス) @page11 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ぴゃさん - 自分の名前でやったら無事キュン死できましたありがとうございました (2020年11月7日 14時) (レス) id: e5f52d7032 (このIDを非表示/違反報告)
MAER - こんばんわ!素敵な作品ですね!応援してます:) そういえば68話の最後の方「なほ」が「かな」になってましたよ! (2020年7月26日 22時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
コットンキャンディー(プロフ) - ちょっと遅れましたが続編おめでとうございます!短編?面白かったです!体調に気をつけて下さいね(*^^*) (2020年6月16日 23時) (レス) id: 5295ad42ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タラの芽 | 作成日時:2020年5月29日 14時