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貴方side


その日の夜のうちに私達四人は那谷蜘蛛山の麓に到着し、さぁ行くぞと足を進めようとした際、善逸が「待ってくれ!!ちょっと待ってくれないか!!!」と言ってその場に座り込んでいた。




(『あ、そういえばこのくだりあったな…←』)





善逸「怖いんだ!!目的地が近づいてきてとても怖い!!」



伊之助「何座ってんだこいつ。気持ち悪いやつだな……」


善逸「お前に言われたくねーよ猪頭!!気持ち悪くなんてない!!普通だ!!俺は普通で、お前らが異常だ!!」


『善逸くん、、』

とちょっとショックを受けながら名前を呼ぶ。




「ああああAちゃん以外だよ!?!!だからそんな音させないでぇ!!!!」




よく分かんねぇなまじで((

とりあえずこの後あの鬼殺隊隊員が倒れてくるところだろうから…、と考えていると、
スっと瞬時に私の舌が反応しその場に駆け寄る。





そこにはやはり隊員が地面に倒れていた。


「あ…あ…」と言う隊員の背についている蜘蛛の糸をスパンッと斬る。


「…った、助かった!!お前らも気をつけてくれ!この山に糸を操る鬼がいる!!他の隊士はほとんどそれにやられた!!」


そう言いながら立ち上がろうとする隊士を支え、『確かな情報感謝します。応援要請お願いします。』と言う。




サァ…と風がなびく。

とてつもない濃い血の味と暗澹とした雰囲気が山を包む。



「…………俺は、行く」




後ろから聞こえた、勇気あるその一言。




伊之助「俺が先に行く!!お前らはガクガク震えながら後ろをついて来な!!腹が減るぜ!!」



「腕が鳴るだろ……」




震えながら伊之助にツッコむ善逸。
ツッコミのキレはビビっていてもあるようだ。

そして振り向き、あの、と声を出す。


『わ、私は善逸くんと行きます。
……、この先は炭治郎くんと伊之助くんに任せてもいいでしょうか。』




『私も善逸くんと少ししてから行きますので、先にお二人で山の中へ入っててください。』

そう言うと炭治郎は長男スマイルを向け、

「ああ、わかった!…行こう伊之助。」





そう言って山の中へ駆け出し、残された善逸と私。
私はとりあえずその場に腰を下ろし目線を合わせる。




「何やってんだよアイツら…化け物なの?なんで行けんの?怖くねーのかよ。」


『……炭治郎くんも、不安そうな味がしました。きっとみんな怖いはずです。』









でもそれを表に出すまいとする所、さすが主人公って感じだな。

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作品ジャンル:アニメ
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奥山乃愛(プロフ) - 私鬼滅の刃のキャラ全員好きなんで累がもし生きてるなら嬉しいです……… (2022年6月9日 18時) (レス) @page19 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - すいません質問です!この小説累って生きてますか? (2022年6月9日 18時) (レス) @page11 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ぴゃさん - 自分の名前でやったら無事キュン死できましたありがとうございました (2020年11月7日 14時) (レス) id: e5f52d7032 (このIDを非表示/違反報告)
MAER - こんばんわ!素敵な作品ですね!応援してます:) そういえば68話の最後の方「なほ」が「かな」になってましたよ! (2020年7月26日 22時) (レス) id: 7446762651 (このIDを非表示/違反報告)
コットンキャンディー(プロフ) - ちょっと遅れましたが続編おめでとうございます!短編?面白かったです!体調に気をつけて下さいね(*^^*) (2020年6月16日 23時) (レス) id: 5295ad42ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:タラの芽 | 作成日時:2020年5月29日 14時

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