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貴方side
ハッと目が覚めると、もう夕方で、屋敷の人の埋葬は終わっており、もうすぐ山を降りる、というところだった。
(『……伊之助の顔みたかったなー…』)
とボーッとした頭を働かそうと起き上がると、枕にされていた炭治郎と善逸の羽織が置いてあった。
(『…本当に優しい人たちだな。』)
それに羽織なしの隊服の彼らはいつもと違い新鮮で、私はとても好きなのだ。
(『あーかっこいい…』)
と思っていると、
炭治郎が気づいたと思えばすぐに走ってこちらに来た。
炭治郎「A!!大丈夫か!!?どこが痛む!?ちょうど帰るところなんだが、おぶってやろうか??!」
ちなみに背骨の痛みはもうない。
常中ってすごい。
『えっ?!あっだ、大丈夫です…ごめんなさい。羽織まで貸してもらって』
私がそう言うと、優しくいいんだ、と笑ってくれる。惚れるわ。
すると善逸もこちらに気が付き
「うぁぁぁん!!!急に意識なくしたんだからびっくりしたんだよォォッ!!」と泣き叫んでいた。
『お、落ち着いて、大丈夫、大丈夫ですから。』
そう言うと2人共口を揃えて「落ち着いてられるか」と言われてしまった。
ちなみに伊之助は「猪突猛進!猪突猛進!」と通常運転である。
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山を降りている中、
炭治郎「俺の名は竈門炭治郎だ!」
伊之助「かまぼこ権八郎…!!お前に勝つ…!!!」
炭治郎「誰なんだそれは!!」
伊之助「お前だッ!!」
炭治郎「違う人だッ!!」
善逸「っダァーーーッ!!うるっさいわぁッ!!!」
という人通りのコントを見れたので私は大満足だった。
(『確かこれでかまぼこ隊って言われるようになったんだよね…』)
まさか自分も立ち会える(?)と思っていなかったのですごく嬉しい。
喜びに浸っていると、伊之助に
「お前もだチビ!!俺はお前にも勝つ!!」
と巻き添えをくらった。
『私はチビではないです。Aですよ嘴平さん。』
そう言うと伊之助はなんだか不服そうに、
伊之助「俺は嘴平さんじゃねぇ……伊之助様だッ!!!」
『?はい?』
伊之助「その嘴平さんっていうの気持ちわりぃんだよ!!何とかしろ!!」
自分の名字は変えられないぞ…と思ったが、どうやら下の名前で読んで欲しいらしい。
『…伊之助くん』
そう呼ぶと、
ホワホワ〜としていた。
炭治郎のことも炭治郎くん、と呼ぶことになり、みんな嬉しそうだった。…なぜ?
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ひー(プロフ) - マイケルワカメwwすごくツボww (8月2日 9時) (レス) @page1 id: c24c294ffd (このIDを非表示/違反報告)
ミク - 私も、マイケルワカメが面白かったwwww (2021年9月25日 16時) (レス) @page39 id: c0f1b840e0 (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん姫 - 名前のセンスがありまくりですね!尊敬をこえて讃えます。 (2021年1月9日 16時) (レス) id: cabfd4d154 (このIDを非表示/違反報告)
ぴゃさん - 焦ってる味ってどんな味なんだろ…今度友達が焦ってる時食べさせてもらおっ!← (2020年11月7日 14時) (レス) id: e5f52d7032 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ - ぽむさん» 本当それなw (2020年6月6日 15時) (レス) id: 30bf734d60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:タラの芽 | 作成日時:2020年5月23日 13時