43 ページ45
貴方side
鼓の屋敷に入ると正一くん達も一緒に入ってきてしまい、やはり原作と同じ流れになってしまった。
そこでまた善逸が叫び、ドンッと炭治郎とてる子ちゃんを押してしまう。
善逸「あっごめん…尻が…」
ポンッ
という音ともに2人は消え、私達だけが残された。
ギャーギャーと騒ぐ善逸に嫌気がさす正一君。許してやってくれ、いざという時は絶対正一君守ってくれるから。と思い、この屋敷の仕組みを2人に話す。
『…この屋敷は、おそらく先程から聞こえる鼓の音で、鬼の血気術が働き部屋が変わるようになっています。
この屋敷はその鼓を持っている鬼を倒せばこのカラクリから開放されるでしょう。』
善逸「けっ血気術ぅぅぅうう!?!ヤダっ死んじゃうっっ!!」
『鼓の鬼は多分ですけど竈門さんが斬ってくれます。』
『…善逸くん。大丈夫です。あなたは死にません。あなたは強いです。』
俺は強くねーよォォッ!!っていうかなんでそんなに冷静なの!!頭良すぎない!?!っと叫ぶ善逸をそれは原作見たからだよ、と思いながら宥め、正一君に目を移す。
『正一君、安心してください。あなたのお兄さんは生きてる。怪我もしていると思いますが、竈門さんが…
彼が、必ず助けてくれます。』
正一君は「ど、どうして兄が生きてると…」
と言い、
『私は味覚が利くんです。ここには鬼の血の味もしますが、私たち人間以外の味がまだ2人します。おそらく、この味は1人は鬼殺隊の人間でしょう。』
『そしてもう1人は怯えているような味がします。この味はおそらくあなたのお兄さんのものです。』
正一君は呆気にとられたように「そ、そうですか…よかった…」と安堵した。
(『…正一君は本当にしっかりしてるな。』)
そう思うと声に出ていたらしく、善逸が「Aちゃァァァん!!正一君とばっか話さないでよッッ!!」
という言葉が部屋中に響く。
(『…どっちが年上なんだ…』)
そう思い善逸を引きずりながら歩く。
ある一室に入り、少しこの屋敷のことを調べようとすると、
ポンッ
(『…っしまった!!!!』)
『善逸くんっ!!!!』
叫んだ時にはもう2人の姿はなく、部屋が変わっていた。
『…チッ…やらかした。』
キャラがいない今、私は素の自分のまま1人つぶやく。
まぁ大丈夫か、善逸なら。と思いながら廊下に出る。
1860人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひー(プロフ) - マイケルワカメwwすごくツボww (8月2日 9時) (レス) @page1 id: c24c294ffd (このIDを非表示/違反報告)
ミク - 私も、マイケルワカメが面白かったwwww (2021年9月25日 16時) (レス) @page39 id: c0f1b840e0 (このIDを非表示/違反報告)
まーちゃん姫 - 名前のセンスがありまくりですね!尊敬をこえて讃えます。 (2021年1月9日 16時) (レス) id: cabfd4d154 (このIDを非表示/違反報告)
ぴゃさん - 焦ってる味ってどんな味なんだろ…今度友達が焦ってる時食べさせてもらおっ!← (2020年11月7日 14時) (レス) id: e5f52d7032 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ - ぽむさん» 本当それなw (2020年6月6日 15時) (レス) id: 30bf734d60 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:タラの芽 | 作成日時:2020年5月23日 13時