目が覚めたら産屋敷邸だった件。

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御館様side




｢この産屋敷一族の呪いを解いてくれたのは、ある1人の小さな女の子なんだ。｣






そこからAとの出会いを話す。



最初は庭に倒れていたところから、



必死で鍛錬して独自の呼吸法まで身につけたこと、



呼吸が全て使えるようになって、

普段感情を表に出すことが苦手なAが少しだけ興奮して


『天の、呼吸、が全て使えるように、なりました……！！』

と嬉しそうに言ってきてくれたこと。




全ての経緯を話した。






｢では、その女の子はいまどちらに…？｣






柱の1人、胡蝶しのぶが聞く。





御館様｢それが、彼女は今____



7年間眠り続けているんだ｣





柱のみんなは酷く驚いていた。





幼女が7年、もうすぐ8年たつのに未だに眠り続けているとなれば驚く。




みんなの反応がごく一般的、普通だった。



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胡蝶side







御館様｢もうすぐ…8年経つ。もう12歳になるのにね…｣






伏し目がちに呟いた御館様からは寂しさと不安が伝わってくる。





(｢それにしても…御館様の呪いを解くほど強い力を持った幼女…いや、少女。



どのような子なのでしょうか…興味深いですね。



12歳となれどまだまだ小さい子のはず。




そういえば…姉さんもあ̀の̀時̀、そんな事言っていたような。｣)






《小さい女の子。髪が金色で目も金色の子に、助けて貰ったの…！！》








(｢カナヲやアオイ、姉̀さ̀ん̀にも会わせたいですね。｣)

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