浮気癖/ut ページ7
A視点
まただ。
また大先生の服から女物の香水の匂いがする。
私の心はズタボロだ。何回目なのだろうか。数えきれないぐらい、浮気されて。その度に絶望して。それでまた、大先生は気を入れ替えたと期待して、そしてまた絶望。
私は今絶望の真っ只中だった。
「Aちゃぁぁん」
いつからだろう。大先生のことを_______。と思い始めてしまったのは。
私は大先生のことがもう好きではなくなっている。そう気づくのに時間はあまりかからなかった。
『大先生。別れよう。』
そう別れを切り出した私の選択はやはり間違っていなかったのだろう。
「_____。分かった。それでAちゃんが幸せなら。」
あっさりしている。どうせなら引き止めて欲しかったな、なんて。思っても仕方ない。
私は必要最低限の荷物をもって大先生との思い出がつまったこの家を出ていった。
『懐かしいな。』
大先生とよく行ったカフェに来てそう呟く。
いつだっけな？最後に来たのは。そんなことも覚えていないくらい大先生が嫌だったのか。
そこでフッと前を見る。
『なんで、、』
前には大先生が居た。いや、正確には前の座席に、だが。
彼もまた思い出してここに来たのだろうか。
最悪だ。さっき別れを告げたというのにまた会ってしまうなんて。
「______A、ちゃん？」
あぁ、もっと最悪だ、気づかれないうちにさっさと出ようと思っていたのに。
「なんで、ここに？」
『いちゃ悪い？』
嘘だ。私、心の中では大先生がいてくれて嬉しく思っている。
大嫌いだと思っていたのに。
もう、嫌だ。
『もう、私には近寄らないで！私の事覚めちゃったんでしょ！？浮気癖は治らないし！私だって！大先生こと大っ嫌いだから！だからさ！安心して他の女のとこいきなよ！』
「じゃあさ、_____。なんで泣いてるん？」
泣いてたのか。私。
「なぁ、俺がこんなこと言えんけどさ、
やり直せないかな？俺の浮気癖は治す。治らなかったら今度こそ別れていい。でも、Aちゃんが家出てってから、寂しかった。辛かった。いつも隣にいるのが当たり前やったから。」
私は、、わたしは？
『遅いよ。』
気づいたらそう口走っていた。
『遅いよ！どれだけ待ったと思ってるの!?大先生のこと大好きだよ！ばーか！』
それから大先生の浮気癖は治りましたとさ。
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てーおーちゃん(プロフ) - きのこさん!!こちらでもありがとうございます!!わかりました!!書かせて頂きます!! (2019年9月17日 16時) (
レス) id: ccb5a94543 (このIDを非表示/違反報告)
きのこ - あ…下のリクですが人物はエミさんとロボロとゾムとショッピ君がみたいなーって思ってます。 (2019年9月10日 16時) (レス) id: 4906f728aa (このIDを非表示/違反報告)
きのこ - 他の小説で言いましたが天然夢主が「赤ちゃんはコウノトリが運んできてくれるんだよー」っていってみた が観たいです (2019年9月10日 16時) (レス) id: 4906f728aa (このIDを非表示/違反報告)
てーおちゃん(プロフ) - かなとさん、ありがとうございます！外れましたかね、？外れていなかったらごめんなさい！ (2019年3月20日 19時) (レス) id: e605d1f662 (このIDを非表示/違反報告)
かなと - 編集画面をよく読みオリジナルフラグをお外し下さい (2019年3月20日 16時) (レス) id: c596c0896b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：てーおーちゃん x他1人 | 作成日時：2019年3月20日 15時
