短編2ー1 治療法 ページ6
野坂side
Aちゃんをベットに寝かせる。僕はそのまま少し距離をおいて座った
A「はぁ･･･なんでかな･･･急に･･･」
野坂「･･･」
なんでこんなにAちゃんがなったのか･･･それは僕が昼間あげたドリンクのせいだ。最初は悪ふざけのつもりだったんだ。僕に甘えてきてくれたら･･･それでいいと思った。思ったより効力は凄くてもう罪悪感しかなかった
野坂「ごめんAちゃん」
A「え？」
野坂「そんなつもりじゃなかったんだ･･･」
A「･･･野坂くん･･･悪くない･･･」
息を切らしながら、頬を赤くしながら僕を見て言うAちゃん
A「･･･野坂くん･･･？」
野坂「いや、悪いんだ･･･ごめん」
僕はAちゃんの顔を見て近づく
A「･･･の、野坂くん･･･」
野坂「僕なら治療してあげられるよ」
A「･･･はぁ･･･」
起き上がってAちゃんは僕の方へ近づき、胸にもたれかかった
野坂「！Aちゃ･･･」
A「･･･私も知ってる･･･お願い･･･」
僕はそのまま抱き寄せたかったが、堪える
A「･･･私もこの病気の治療法知ってるの･･･」
野坂「！」
A「野坂くんにしか出来ないの･･･」
野坂「･･･」
野坂「僕しか頼んじゃダメだよ」
僕はそのままAちゃんを抱き寄せた。こうして僕の主導権が確定したと思いきや、Aちゃんは僕の唇を奪った
野坂「･･･！」
A「は、早く･･･」
野坂「･･･分かった･･･」
僕はAちゃんを味わうようにキスを落とす
野坂「ごめん、」
こんな形でAちゃんを騙しているのに僕はどうしても嬉しくて、欲しくてしょうがない
もう嫌われてもいい
野坂「･･･はぁ･･･」
A「ふぁ･･･」
野坂「お願いだ、今日だけは騙されてくれ」
A「･･･騙されてない･･･ほんとに私は･･･」
野坂「･･･」
A「ずっと前からほんとに野坂くんのことが･･･」
野坂「･･･僕もだ･･･」
野坂「今日は時間をかけて治療してあげるよ」
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作者名：桃香 | 作成日時：2019年12月24日 20時
