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Aside

ゾ「落ち着いたか?」

A「ケホ…あぁ。」

シ「ホンマ、タヒぬほどびっくりしたわ!」

入れ物に入っていた白湯は、全て台無しになってしまった。シャオロンは心底驚きを隠せないような動きをしたが俺自身もかなり驚いた。

ゾ「そりゃ、6日間何も食べてなかったらそうなるわな。」

シ「はぁッ!?6日間!!!?」

A「………。」

ゾムが余計なことを言ったからか、シャオロンはまた俺に近寄った。

シ「A、お前!」

A「匂うぞ。」

シ「あぁ!もうッ!!!」

ゾ「Aからも不人気wwww」

そんな会話をしてると、しんぺい神がまた戻ってきた。

ぺ「お待たせ。A君、これで白湯をちょっとずつ飲んでね。」

しんぺい神が持ってきたのは、先ほどの白湯と、銀色の不思議な形の鉄の塊。

A「…これは?」

シ「は?スプーンも忘れとるん?」

A「知らぬ。」

当然、使い方もわからないためシャオロンが実践してくれた。が、感覚が無いとは細かい作業は出来ない。スプーンとやらを持つことが難しかった。

ぺ「…今の感じを見るにホンマに触覚無いんやな。どうやって生活してたん?」

自力でスプーンを持ち、白湯を掬う。それを口に含んだ。温かさが口に広がる。だが、味はしなかった。

A「歩行は慣れたが走行は苦手だ。細かい作業は出来ぬ。」

そう告げると、ゾムが付け足しをする。

ゾ「A、記憶の片鱗みたいなもんやろうけど、子供の頃、暗い所、狭い所に居ったって。それ…多分やけど……」

ぺ「…あぁ、、。」

何かを察したような動きをするしんぺい神。それを横目に俺はずっとスプーンで白湯を飲んでいた。

ぺ「あ、もう良いよ。粥が冷めちゃうから、こっち食べてみようか。辛かったら無理しないでね。」

こっちと渡されたものには、白い米が入っていた。だが、昔見た米とは違った。

同じようにスプーンで掬い、口に入れる。異物感が否めないが、スイカよりマシだ。

数回租借し、呑み込む。味はしなかった。

ぺ「どう?美味しい?」

A「………。」

どう答えるのかわからない。

シ「A?」

A「…あぁ。」

ゾ「めっちゃ簡素やんww」

こんな言葉しか、見つからない。やはり、神様と人間は違う。

また、同じように掬う。

ぺ「ちょっと、食べやすいようにしたから味薄いけど美味しいなら良かった。」

美味しいとは思えなかった。かと言って、美味しくないとも言えない。

超越した存在の神様と人間の差は埋まらないのだと、改めて思った。

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pis - No.0なるさん» こちらこそ、ご不便お掛けしてすみません!大丈夫ですよ、返信ありがとうございます。 (8月31日 22時) (レス) id: 2698714f97 (このIDを非表示/違反報告)
No.0なる - pisさん» 返信遅くなって、申し訳ありません 俺もよく考えず聞いてしまいました。 これからも応援してます! (8月31日 17時) (レス) id: 8bef809b57 (このIDを非表示/違反報告)
海音クン(プロフ) - pisさん» いやいや、俺のポンコツスマホのせいですよ。色々やって下さりありがとうございます! (8月28日 16時) (レス) id: b09bb58aa9 (このIDを非表示/違反報告)
pis - 海音クンさん» ご迷惑をおかけします。少々バグってるようなので、早急に対象致します。申し訳ありません… (8月28日 16時) (レス) id: 2698714f97 (このIDを非表示/違反報告)
海音クン(プロフ) - pisさん» まだ非公開ですね、、。Twitterやってる友達に頼んでみます! (8月28日 16時) (レス) id: b09bb58aa9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:pis | 作成日時:2019年7月28日 21時

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