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Aside

シ「ホンマ、良かった…。」

シャオロンはそう言いながら、俺に近づく。すると、とてつもない鉄の匂いが鼻を刺激した。

A「う…貴様、鉄臭いぞ。」

思わず、顔をしかめ、鼻を手で塞ぐ。

シ「え、ひどいッ!そ、そんな匂う?」

ゾ「あぁ、まぁ…血ぃの匂いはするな。やけど、臭いまではいかへんよ。」

ゾムもシャオロンに近寄り、匂いを嗅ぐ。だが、この臭さを共有は出来なかったみたいだ。

ゾ「A、嗅覚良すぎやろ。あ、あれか…もしかして感覚ない変わりに他が優れとるんか?」

シ「え?感覚無い?どういうことなん?」

何回も説明するのは面倒が臭いので、その辺はゾムに丸投げする。
説明を受けたシャオロンの表情はどんどん青ざめていた。

シ「え、お前感覚無いん!?ホンマに!?いつからなん!?」

A「…昔からだ。」

神に触覚など要らぬ。味覚も。

ゾ「…なぁA。覚えてとる限りでええ、子供の頃どこにいた?」

やけに真剣な表情のゾムに、少々驚きながら答える。答えると言っても嘘を混ぜてだが。

A「……暗い処。」

そもそもの話、俺に子供の頃と言う概念が無いから、人間が出来る前の祠に籠っていた頃のことを答える。

シ「…ッ!」

ゾ「…そうか。他は?」

A「狭い処。」

そう答えるたびにゾムとシャオロンの表情が雲って行く。どうしてかはわからなかった。

否、わかる必要なんてなかった。

ゾ「他は?」

ぺ「ただいま〜。」

扉から、先ほどと変わらない白衣姿のしんぺい神が出て来た。手には何か持っている。そして、人間が食べていた米の匂いがした。

ゾ「お、出来たん?」

ぺ「うん、ひとらんが作ってくれた。」

シ「粥?」

ぺ「そうそう、何も食べてない胃にいきなりの食事は危険だからね。優しい物を!」

俺抜きで、どんどん話が進められて行く。しんぺい神は持っていたものを俺のいる布団の近くの机に置いた。

ぺ「A君、まずこれ飲んで。」

ゾ「なんや、それ。」

ぺ「白湯やで。」

匂いを嗅いでも、特に特徴的な匂いはしないので言われた通り口に入れる。

A「…!ゲホッ!ゲホッ、ゴホッ!!」

ぺ「うわ!大丈夫!?」

ゾ「おぉ!大丈夫か!」

シ「A!」

背中を擦られ、込み上げる咳を落ち着かせる。初めて口に入れた白湯とやらをどうするのかわからなかった。結果、噎せてしまった。

ぺ「…ちょっと待ってて!」

また、しんぺい神はあっちに行ってしまった。

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pis - No.0なるさん» こちらこそ、ご不便お掛けしてすみません!大丈夫ですよ、返信ありがとうございます。 (8月31日 22時) (レス) id: 2698714f97 (このIDを非表示/違反報告)
No.0なる - pisさん» 返信遅くなって、申し訳ありません 俺もよく考えず聞いてしまいました。 これからも応援してます! (8月31日 17時) (レス) id: 8bef809b57 (このIDを非表示/違反報告)
海音クン(プロフ) - pisさん» いやいや、俺のポンコツスマホのせいですよ。色々やって下さりありがとうございます! (8月28日 16時) (レス) id: b09bb58aa9 (このIDを非表示/違反報告)
pis - 海音クンさん» ご迷惑をおかけします。少々バグってるようなので、早急に対象致します。申し訳ありません… (8月28日 16時) (レス) id: 2698714f97 (このIDを非表示/違反報告)
海音クン(プロフ) - pisさん» まだ非公開ですね、、。Twitterやってる友達に頼んでみます! (8月28日 16時) (レス) id: b09bb58aa9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:pis | 作成日時:2019年7月28日 21時

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