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グルッペンside

トン氏に引きずられ、総統室に戻されてしまった。机には、出ていった時と変わらない書類の量に思わずため息を出す。

ト「グルッペン、話して貰おうか?なぁんで、許可無く外出たんですかねぇ。」

グ「落ち着け!理由はちゃんと説明するから!」

トントンは、鋭く俺を睨んでいる。これは、ちゃんとした事情がないと、納得はしないと表情が物語っていた。

グ「シャオロンが最近頻繁に出入りしてる森があるだろ?そこを一緒に地図で調べたんだ。」

ト「そういえばシャオロン、地図が見たいとか言ってたな。でも、結構前やで?」

グ「あぁ、そうだ。その森には村があったんだ。もう、寂れた廃村だがな。」

先ほどの村の状況を思い出す。お世辞にも、整っているとは言えない。むしろ、なぜ形を保っていられるのか不思議なほど崩れた惨状であった。

グ「そこに、あいつ…Aがいたんだ。ちょっと前にシャオロンが野菜持って帰って来ただろう?あの野菜もAが育てていた。」

ト「あぁ、ひとらんが興奮してたな。」

グ「まぁ、一言で言うなら興味が沸いた。会ってみたかった!!」

そこまで言うと、トントンは頭を抱えた。

ト「つまり、いつもの発作だと?さっき聞いたけど、記憶無いんやで!?ただの一般国民なんやで!?」

グ「それは…」

すると、扉からコンコンとノック音が聞こえた。入っていいと許可すると、『天』と書かれた布を顔に着けているロボロが書類片手にやって来た。

ロ「取り込み中やった?」

グ「いや、構わない。どうした?」

察したのか、トントンはこの部屋から出て行こうとする素振りを見せた。

ロ「あ、トントンも一応居ってや。」

ト「ええの?じゃ、遠慮なく。」

ロボロは書類を俺に渡してきた。

ロ「この前、言ってた絵本のこととシャオロンの森のことについてだよ。大先生も気になってたみたいで森の方は一緒に調べた。」

グ「おお!」

ト「絵本?」

トントンの疑問に俺は机の引き出しにある絵本『社の神様』を出した。

グ「トン氏も知ってるだろう?」

ト「あ〜、昔読んだ気がする。」

ロ「その絵本のモチーフになってる神様は、『ディオ』って呼ばれていて、『幸の神様』らしい。幸せを与える神様らしいんだけど…」

物語では、村人は神様の力により不幸になっている。

グ「…豪雨にすることで村人以外の人間が幸せになった?」

ト「どういうことや?」

グ「つまり___」

日の暮れた夜の月夜に議論はまだ終わらない。

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pis - No.0なるさん» こちらこそ、ご不便お掛けしてすみません!大丈夫ですよ、返信ありがとうございます。 (8月31日 22時) (レス) id: 2698714f97 (このIDを非表示/違反報告)
No.0なる - pisさん» 返信遅くなって、申し訳ありません 俺もよく考えず聞いてしまいました。 これからも応援してます! (8月31日 17時) (レス) id: 8bef809b57 (このIDを非表示/違反報告)
海音クン(プロフ) - pisさん» いやいや、俺のポンコツスマホのせいですよ。色々やって下さりありがとうございます! (8月28日 16時) (レス) id: b09bb58aa9 (このIDを非表示/違反報告)
pis - 海音クンさん» ご迷惑をおかけします。少々バグってるようなので、早急に対象致します。申し訳ありません… (8月28日 16時) (レス) id: 2698714f97 (このIDを非表示/違反報告)
海音クン(プロフ) - pisさん» まだ非公開ですね、、。Twitterやってる友達に頼んでみます! (8月28日 16時) (レス) id: b09bb58aa9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:pis | 作成日時:2019年7月28日 21時

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