検索窓
今日:19 hit、昨日:43 hit、合計:97,393 hit

235話 ページ39

――放課後・図書室


Aside

さてと…皆はまだ来てないし

必要そうな本でも集めておこうか





ジェイド「…おや、Aさんではないですか」

『おやジェイド。何か?』

ジェイド「いえ、Aさんを見掛けたので声をかけただけです」





相変わらずニコニコと笑みを張り付けて言う

うーん、中々楽しそうな事で





『へぇ。私は友達と勉強会』

ジェイド「成る程。Aさんは勉強でお困り事は無いんですか?」

『特にはないよ。頭は良い方だ』





そうやって“商談”を断ると
少し驚いたような顔をして、すぐに戻った





ジェイド「流石ですね」

『それはどうも。じゃあ私はこの辺で』





魔法で本を幾つか抜き取り

勉強会の場所取りをしに行く


あ、でもそうだなぁ…


少しだけ“お節介”でもしておこうか





『それと、この奥の本棚の左端の方に《毒茸の解毒方と毒の活用》って論文あったよ』

ジェイド「!!」

『結構魔法薬学にも使えるし、面白かったから』





今度こそ完全に笑顔が崩れたジェイドを見て

その場から立ち去る


対価はいらないよ?

ただオススメしただけだから

彼がそういうのを探していたかどうかなんて知らないよ?ニコッ←






ジェイド「……ふふ、参りましたね。まさかバレていたとは」





**





『お、皆揃ったね。エースとデュースもやっぱり来たか』

デュース「悪い、行き詰まってて」

エース「Aに教えてもらえるなんてチャンス逃す理由ないじゃん?」





それはそれは、ありがとうね





グリム「…ところで、ソイツ誰なんだゾ?」

『D組のセベク君だよ。ちょっと仲良くなってね』

セベク「よろしく頼む!!!!!!」

『声抑えようか』





ここ図書室ね。オーケー?





ジャック「なんか一気に賑やかになったな」

エペル「だね。じゃあ始めよっか」





エペルの言葉で勉強会が始まった

私どこやろうかな…古代呪文学を絡めた魔法史と魔法解析学への応用をやっとこう

もちろん範囲外だけどなにか?←





セベク「…A、占星術のここなんだが…」

『ん?どれ?』

セベク「これだ。教科書の76ページ。何故この配置でこうなる?」

『あぁ、それね。遊牧民の価値観が軸になってるから、そっちの歴史と絡めるといいよ』

セベク「成る程!助かった」





お、飲み込み良いな

星の見方はね、あっちこっちで変わるからね

236話→←234話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (98 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
221人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

どん - 続きが気になる (2021年4月13日 20時) (レス) id: 2a665cb182 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ - 最新待ってます! お願いします!【土下座】 (2021年4月12日 12時) (レス) id: dd065062e2 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ - 続きありがとうございます! 最新がんばってください! お願いします!【土下座】 (2021年4月8日 7時) (レス) id: dd065062e2 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ - 続きが楽しみです! 最新してくださるのを待ってます! 最新お願いします!【土下座】 (2021年4月2日 10時) (レス) id: dd065062e2 (このIDを非表示/違反報告)
ゼロ - こっちの小説も好きなのでうれしいです! 最新がんばってください! 応援してます! (2021年3月21日 9時) (レス) id: dd065062e2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:零月 | 作者ホームページ:http   
作成日時:2020年11月29日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。