#22 ページ22
side隼
隼「んっ…」
ふと目を覚まして、時計を見る。
夕方頃、ということはそろそろ交代で玲於がくる頃だ。
隼「お兄さんなかなか狭そうに寝ますなぁ(笑)」
相変わらず俺のお腹に顔を埋めて眠る涼太くん。
俺より圧倒的に背が高いくせに、俺のお腹に顔を埋めている。
そのせいで足はコンパクトにギュッと折りたたまれていて、本当に狭そうだった。
隼「めくるよー」
まだ起きる気配のない涼太くんに声をかけながら、布団をめくる。
すっぽり布団を被っていた涼太くんの顔を見ると、気持ちよさそうで、とても穏やかで。
涼「やぁっ…」
隼「あれ、起きた？」
ふと声が聞こえてきて。
まだ眠そうだけど薄く目を開けた涼太くん。
隼「涼太くん、俺ね？もうすぐ帰るよ」
涼「んぅ…？」
隼「玲於が来るの。だから俺は帰るよ」
涼「…なん、で、」
隼「なんでって言われても…」
まるで聞き分けのない子どものように。
まだまだ甘えたがりの弟のように。
今までならこんなこと、考えられなかった。
"GENERATIONS" をやっていた頃には、見れなかった姿。
でもきっとこれが、涼太くんの本当の姿。
いつもは俺ら最年少を甘やかしてくれる涼太くん。
俺らは甘やかされるだけ。
でもたまには悪くない。
玲「涼太くーん」
隼「あ、来た」
涼「玲於だ」
涼太くんの目が完全に覚め切る前に、玲於が到着。
隼「涼太くん、俺帰るからね？」
そろそろ俺は帰らなきゃいけない時間。
でもそう言っても、寝ぼけ眼の涼太くんは、本当にわかっているのだろうか。
涼「隼…ぃる、」
隼「今はいるけど、これから帰るよ？(笑)」
涼「ん、で、」
隼「なんでって、1人しか泊まれないんだって(笑)」
玲「もうダメだ、隼、帰れ(笑)」
甘々グズグズの涼太くんをもう少し見たいくらいだったけど、仕方なく帰ることに。
俺が帰ることをきっとわかっていないであろう涼太くんの説得は、玲於に丸投げした。
でもたまには甘えられるのも悪くないな、なんて思った。
…………………………………………………………………………
リクエスト、一旦終わりです！
次は玲於くんver.にいきます！
(あまり甘えられなかったので、次こそ頑張ります…！)
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りさ - 新作楽しみにしてます(*^-^*) (2021年11月15日 3時) (
レス) @page50 id: 96e86ff224 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめか(プロフ) - 下書きの公開楽しみです😊✨ (2021年11月13日 18時) (レス) id: e790979a11 (このIDを非表示/違反報告)
葡萄 - お父さんがめんさん、お兄ちゃんが亜嵐か、裕太かがいいです (2021年11月2日 12時) (レス) @page50 id: 9560844fb8 (このIDを非表示/違反報告)
りさ - 涼太くんがいいです(*^-^*)新作楽しみにしてます(*^-^*) (2021年10月31日 3時) (レス) @page50 id: e43e150c6b (このIDを非表示/違反報告)
さらん - あらんくんがいいです (2021年10月29日 11時) (レス) @page48 id: d9f6645eb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：jdhchebbdn | 作成日時：2021年8月7日 21時
