10 ページ10
部活が終わり、すぐにまゆの家に行く
.
.
.
ピンポーン
.
.
ガチャ
.
まゆ母「一日お疲れ様。どうぞ、上がって?」
愁平「はい。お邪魔します」
リビングに行く
まゆ母「ここに座ってちょっと待ってて・・・」
.
まゆのお母さんを待つ
.
.
その時に俺は違和感を感じた
何度もまゆの家には来てるからわかる
いつもと何かが違う・・・
.
.
.
その違和感の正体に気づく前にまゆのお母さんが戻ってきた
まゆ母「待たせてごめんね」
愁平「いえ。全然」
俺の向かい側に座るまゆのお母さん
まゆ母「これ、読んでもらってもいい?」
.
.
可愛らしい封筒に包まれた手紙を渡される
.
.
中を見ると見慣れた文字が
.
.
┴─┴
愁平へ
いきなり居なくなってごめんなさい
私は引っ越しました。場所はイギリスです。家族と相談して、お父さんが転勤するのについて行く事にしました。理由は英語を話せるようになりたかったのと、海外の文化に触れたかったから。
愁平には話したことがあると思うけど、私の夢はデザイナー。実は誰にも内緒で雑誌のコンテストに応募してました。そしたら優勝はできなかったけれども、入選出来た。
その時に私は本気でデザイナーになりたいって真剣に思ったの。だからこの機会を無駄にしたくないと思って引越しをきめました。
本当に黙って居なくなってごめんなさい。でももし、愁平に引き止められたら、この決意が揺るぎそうだったから言えなかった。
愁平のこと、大好きでした。今でも大好きです。直接は言えなかったけど、本当に愁平にはたくさん感謝してます。
今まで本当にありがとう
まゆより
┴─┴
15人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まい | 作成日時:2018年11月29日 20時