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カッコーカッコーという鳥の鳴き声がどこからか聞こえてきて、下の階からは「おはようございます」「おはよう」なんてご近所付き合いをする人たちの声もうっすらと聞こえてくる。

いつもの私だったら、耳にすることのない朝の音。


「……は、え?え……ん?」

だって、休日のこの時間は私はまだ寝ているはず。


もちろん、今のアホみたいな声を出したのは休日だからとさっきまで寝ていたパジャマ姿の私であり、玄関先には必死に頭を下げる彼ら浦島坂田船の四人がいる。




……待って、全っ然わかんない。



なんで浦島坂田船のみんなが私の家に、いや、嬉しいんだけど、嬉しいのレベルを通り越してるくらいなんだけど、頭下げられる覚えとか全くないし、むしろ彼らに頭下げさせてる私ってなんなんだって話だし、てゆうか、隣の部屋にすんでる四人家族のチビッ子くんが玄関少し開けたあとずっとこっちガン見してるんだけど、え、こわい。


ずらずらと文句ばっかに埋めつくされた頭はもうパンク寸前で、彼らによって無理やり起こされたせいか、高揚する気持ちとは反対に体が徐々に気だるさを訴えてくる。



(え、でもこれってなんて言ったら正解なの?)


いっこうに頭を上げてくれない彼らとの沈黙に耐えきれなくなった私は夢オチを期待して頬を強くつねる。


うん、普通に痛い。

じゃあ、なんで私は今こんな状況にたたされてるんだ……!?



自分の置かれている状況が意味不明すぎてなんだか知らないけど苦笑いがこぼれてきた。


そんな私と頭を下げ続ける男性四人。



よっぽどシュールな場面になっていることに、ふいにチビッ子くんが「お母さーん!隣でね……」と玄関の奥に消えていったときにはっと気づいた私は、途端にチビッ子くんの話に「え〜なにそれ」と半笑いで返事を返すお母さんの顔がうかび、瞬く間に恥ずかしさに染められてしまった私は思わずこんな声をあげていた。


「っあ、あの!とりあえず、中にどうぞ!!」


頭を上げてください、とでも言えばよかったのにそんな大胆発言をしてしまったのはきっとまだ私が夢の住人のままでいたからだ。


だからじゃないけど、仲良く同時にパッと頭を上げた四人の身長さに目がいってこんなことを思ってしまったのを許してほしい。




……もっとぐっすり寝ないと身長伸びないよ、うらたさん!!

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ちょこ - 更新が止まってます!戻ってきてください!続き楽しみに待ってます!(´;ω;`) (2019年12月5日 20時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
関西風しらすぅ@坂田家 - ふぅ…(誤字はホモ) (2019年8月29日 22時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
関西風しらすぅ@坂田家 - もう読み替えすん5回目です〜〜!やっぱいい作品は何回読んでもおもろいねんなぁ (2019年8月29日 22時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)
ねこぬこ - ゆでたまごで顔の筋肉死にましたwwwwww (2019年6月15日 21時) (レス) id: d648c1255c (このIDを非表示/違反報告)
関西風しらすぅ@坂田家 - さかセンのうんこ吹いたwwwwww (2019年6月2日 16時) (レス) id: f34e486c2f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ふくろう | 作成日時:2019年5月15日 15時

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