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「んじゃ、この辺にしとく？一時間半くらい話してたし」
「おー、終わるか」
「今日夏翠んち行っていい？飯食いたい」
「自分で作れよ」
「夏翠のチャーハン美味しいから」
「刀也のカレーより？」
「ん〜、同じくらい！」
＞かすガクてぇてぇ
＞夏翠のチャーハン発売しろ
「まぁいいけどね、食いに来ても。刀也も誘う？」
「いいね〜！じゃ、また夜配信するかも？」
「しねぇよ」
グダグダな様子で終わった配信。ぐぐ、と伸びをしては、帰ろうか、2人で配信部屋を出た。
わ、と伏見の声がして、夏翠も続けて顔を上げる。そこには、よく知った紫色の頭が。
「お、刀也」
「夏翠くん、ガクくん、何してるんですか」
「さっきまでで配信してたんすよ」
「あ、そうなの」
「今から俺んちでチャーハン祭り。刀也も来る？」
「行きたいけど、ろふまおの打ち合わせがあと少し…」
ちらり、剣持が後ろを向くと、呆然としている3人が。背の高い男が3人、一人は目をぱちくりとさせ、一人はあわあわと、一人は、え、え、と声を上げていた。
夏翠は、ろふまおをよく知っていた。剣持がいることもそうだが、楽しそうな雰囲気が見ていて気に行っていたのだ。
「あ、あの、もしかして、夏翠さんでいらっしゃいますか…？」
ようやく声を上げたのは、スーツを着たいかにも仕事ができそうな男。
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作者名：ヨッコラセ | 作成日時：2022年9月19日 20時
