Seasons ー第4章ー

Dreamer 乙 #18 #19 ページ13

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陣「今回は二次審査の様子を振り返ります」



歌う順番のくじ引きが終わり、トップバッターは神谷 健太。



健太「正直一番かって思ったんですけど、気持ち乗せればいいやって切り替えましたね。雪にも連絡したんすよ。俺一番引いたわって。そしたらすぐに応援してるって連絡くれて。その一言で気持ちは落ち着きましたね」


雪「この日、私も別現場でお仕事があったんですけど。もう気が気じゃなくて。ずっとそわそわしてましたね」




二次審査のVTRを観終えて…




健太「暫定一位って言われてもまだ半信半疑で。雪から今日は夜ご飯何食べる？ってメッセージきてて。それで電話しましたね。二次審査通ったよって」


雪「普段電話とか連絡は一切ないんですけどこの日はすぐ連絡くれて驚きましたね」


隼「なになに？電話で何を話したの？」


健太「いやぁ、さすがに恥ずかしくて言えないっすね。まぁでも最後に雪が結果が良くても悪くても一緒に気持ちシェアしようねって言ってくれて。それで結構欲が出てきましたね。一位獲って雪を喜ばせたいって」


雪「待って、それ以上言われると泣いちゃうから」




ファイナル審査のVTRを観終えて…





目を真っ赤にして泣いてる雪を観て笑う健太。




陣「気持ちはわかるねんで？わかるけどそんな泣く
？」


雪「だって…今初めて観たから。運命のヒト歌うのズルくないですか？」


隼「いや、別に雪永さんのために歌ったわけじゃないのよ」



陣・健太・樹・翔平「「(爆笑)」」




隼「改めまして健太さんおめでとうございます」



健太「ありがとうございます。名前呼ばれたときはあんまり実感がわかなくて。家帰ったら雪が花束とケーキ用意してくれてて。そこでようやく気が抜けましたね」


隼「うわっ、何それ。最高じゃん。結果知ってたってこと？」


雪「マネージャーさんに頼んでたんですよ。どっちでも先に教えてほしいって」


陣「健太が元々ボーカル目指してたのも知ってたんで俺も感慨深いものがありましたね。おめでとうって電話したらちょっと泣いてたよな？」


健太「…そうっすね。初めて雪の前でも泣いたかもしんない。しかも俺が泣いたら雪がめちゃめちゃ泣いたんすよ」


翔平「雪、次の日の顔ヤバかったもんな」


隼「いやぁ〜、楽しみですね。雪永さんもまた惚れ直すかもしんないね」


雪「…毎日惚れ直してます」


樹「うざっ、」





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