ここにいてもいいんでしょうか？？ PART2【浅沼晋太郎】

第50話 ページ7

凛花「グー…グー…」

『おーい凛花さーん、まだ23時ですよー。そろそろ出ないと23時半に神社着かないよー』

凛花「グー…グー…」

優花「完全にダメね」

『グーってイビキかく人初めて見ました』

優花「ほら、起きなさい！！」

凛花「ん〜…あと5分〜」

優花「遅れてお母さんに新年早々怒られても知らないからね。もしかしたら、スタステのチケット没収されるかもー」

凛花「…起きる」

優花「よろしい」




.





.




凛花「本当に来ないの？」

『うん、寒いし、初詣に私だけ先に行くのもね』

優花「今更だけど、いきなり押しかけちゃってごめんね。おじさんの許可とか大丈夫だった？」

『あー、元々寂しかったら男以外の友達なら連れて来ていいって言われてたんで』

優花「それなら良かった」

凛花「んじゃ、あと1時間ぐらいしかないけど、良いお年を〜」

優花「良いお年を〜」

『良いお年を』





バタンッ






ふぅ…
何もバレてないよね
うん、きっと大丈夫






『初詣、一緒に行けたりしないかな…』






晋太郎くんに今年は最初に、あけましておめでとうって言ってみたいな





.





.





TV「年越しまであと3分切りました！」


『どうしよっかなぁ…晋太郎くんに電話かけようかなぁ…』





でもきっとまだ友達と一緒だろうし…









prururu…prururu…




すごいナイスタイミングで来るな







ピッ






［浅沼「Aちゃん！！1人で大丈夫だった！？」］

『うん、途中で友達が来てくれたから。もういないけど』

［浅沼「ごめんね寂しい思いさせて…」］

『いやいや、私が行って来なって言ったんだから』

［浅沼「あ、ちょっと待ってね」］







ガチャ






『ん？』

浅沼「ただいま〜！」

『え、帰って来たの！？』

浅沼「当たり前だよ！年越しはやっぱり家族と過ごさなきゃね。ギリギリになっちゃったけど…」

『ううん、間に合ってるから大丈夫だよ』





3






2






1





.





「『明けましておめでとうございます』」




『あ"…』

浅沼「えっ、何？」

『年越しそば食べ損ねたぁ…』

浅沼「そんなこと！？」







今年もどうか、良い一年になりますように







浅沼「初詣行く？」

『行く！！けど近場はやめてね。絶対友達いるから』

浅沼「はいはい」

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