ここにいてもいいんでしょうか？？ PART2【浅沼晋太郎】

第91話 ページ50

『どんな子が来るのかねぇ』

歩「さぁな」






今日は新入生のサッカー部本入部の日
サッカー部はかなり人気の部活のため仮入部の人数も多かった
マネージャーの見学も今年は結構いたし…






『めんどくさそうな子は嫌だなぁ…』

歩「そうだな」

『あれ？なんか今日切れ味悪くない？』

歩「刃物みたいに言うな」

『あ、刃物といえば鬼滅の刃始まったね〜！見た！？』

歩「あたりメェだろ」

『んー、やっぱりなんか覇気がないなぁ〜』




.





.




パチパチ…


プレイヤー53人、マネージャー2人か…
多いなぁ





？「牧野源(はじめ)です！よろしくお願いします！」





水川「先輩先輩！イケメンですよ！」

『はい、すぐガッつかないでくださーい』






確かに可愛い系のイケメンだなぁ
人気でそう




まぁ、私は断然朝陽を推すけどねっ！
尊さが違う






？「小松要です。中学ではキーパーやってました。よろしくお願いします」






『それなら私はあの小松くんを推すね』

水川「えー普通〜」

『失礼な…』






歩「それじゃあ次マネージャー」


？「は、ハイッ！澤村七海です！マネージャー経験はありませんが、頑張ります！よろしくお願いします！」



『春ちゃんも昔はなぁ…』

水川「どういう意味です？」




？「“西園寺”麗です。よろしくお願いします」


『西園寺…』








“進「だって、君が高校を卒業したら付き合う約束してるんでしょ？」”








水川「どうしました？」

『っいや、なんでも…』






うわぁ、嫌なこと思い出した…
でもあの子は晶先輩とは関係ないはず……たぶん






水川「それにしてもあの子、お人形みたいに可愛いですね〜。絶対学年一の美少女ですよ」

『うん可愛い、愛でたい』

水川「ちょっとキモいです。やっぱりA先輩は残念美人ですね」






だってマジ可愛いんだもん





歩「全員終わったなー。じゃ…」




『ん？』





歩「朝陽」

朝陽「うん」





『んんん？？』

水川「A先輩、何か聞いてないんですか？」

『いやまったく…？？』






朝陽「少しだけ時間をください」






えっ、何何？？
怖いよぉ…






歩「…」






なんでそんな暗い顔してんだよ松本ォォォ！！
不安を煽るなよ！！






朝陽「新入部員も入って早々で悪いんだけど…









.









俺、部活やめます」




『えっ…









えぇぇぇぇぇぇエェェェェェェ！？！？』

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